*僕が君と恋を始める日(黒バス 女主)
どん
side花宮
昨日ウサギの母親から連絡があって俺は変な声を出してしまった。
何であいつが?キセキとかいうやつらはどうしたんだよ。
知らず知らずのうちに握り締めていた手はくっきりとそのあとが残ってしまっていた。
病室につくとウサギにつきっきりの母親がいた。
ウサギは酸素マスクやら点滴やら包帯やらであまり良い様子とはいえない、それにまだ意識が戻らないらしい
「すみません」
「…あら、真君」
振り返った彼女はすごく疲れた顔をしていた
「俺が変わりますよ。おばさんは一旦休んでください。でないとウサギが起きたときビックリして心配してしまいますよ」
「ええ、そうね。…なら、お願い出来るかしら?別に泊まってもいいって言われてるからあなたも疲れたら休んでね。私はこの子の着替えとか整理して少し休憩してからくるわ」
「分かりました」
「よろしくね」
「はい」
そう言って出て行ったけどあの様子じゃあ休まないでまた来るか。
なんて、考えていると
「ん…」
ウサギが目をあけた
「ふはっ。気がついたかよ」
「…」
「?」
「…誰ですか?」
「…は!?」
俺は素で驚き思わず座っていた椅子を倒して立ち上がってしまった。
「…ぷっ。あははははっ!ひかかってやんのー!wwばーか!」
なのにコイツはそれを見て爆笑しやがった
「…」
「いひゃい!痛い!!わぁぁぁ〜!」
無言で頬をつねった
「…お前、どうせいじめられてたんだろ。『皆が心配しちゃう、だから言えない。それにこの事がバレたら皆に迷惑かかかる』な〜んて思ってたんだろ?お前の事だからな」
ハッとバカにしたように言うと目を見開いて固まってるバカの姿が視界に入った。
図星か…
「…何でそこまで分かるのさ」
「…」
「無視!?」
「何で言わなかった?」
「は?何で言う必要があるの?」
ギシッ
病院のベットが音をたてる
「何?どうしたの?」
自分にも分からない、俺はこいつをベットにもっと深く押し付けるように点滴がついてないほうの腕をぐっと抑えあいている俺の手をこいつの顔の横においた。
片足をベットに乗せて距離を縮める
「あいつらに言えなくても!!俺には言えよ!!」
「…え」
「次言わなかったら殺す」
それはこいつのことを心配しているからではなく、ただ俺に隠し事をしことが許せなかっただけなのかもしれない。
俺はまだどんなにコイツに執着してしまっているのかまだ知らない。
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お久しぶりです。
アンケートが凄いことになってますね。
びっくり〜
えと、今回は花宮の良い床ドンが思い浮かばなかったのでもどきになりました!
これからも○○ドンが増えていくかも…。
この小説は1、2年が中心なので3年はちょろっとで終わるかもです。なのでアンケート結果によっては誰オチがなくそのまま高校にもってかれる可能性がありますのでよろしくお願いします。
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