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*僕が君と恋を始める日(黒バス 女主)
さいどみどり


side緑間



最近白兎がいじめられているとクラスメイトから聞いたことがあったが部活にでてるあいつは特に変わったところもなく明るいままだった。



だからただの噂なのだろうと俺はそのことについて気にすることはなくなった。



あの日までは。





あの日、俺はまた白兎の噂を耳にした。


どうしても気になった俺はどうせただの噂だと思ったが念の為に直接本人に聞いてみようと白兎が今いるというマネージャー専用の部室に入ったらあのありさまだ。



噂は本当だったのか?


自問自答を繰り返しでた結論は。



俺はかってに白兎がいじめられてないなどと決め付けていただけだったのだと。


ビデオを再生すると決定的な証拠がありすごく驚いた。すぐに赤司か教師に言ってしまおうかとも考えたが本人の意見を尊重するべきだと考え白兎に声をかけたがどうも避けられているようなのだよ。


はぁ。どうすれば。









そして俺はまた彼女を探していた。



「あれは…」



ようやく目的の人物を見つけた。




まったく、あんなところで何をやっているのだよ。べ、別に心配してるわけじゃないのだよ!



「白兎」



声をかけたが向こうは気がついていないようだ。


ならばと距離を縮めた瞬間白兎の後ろにある機材が倒れ始めた





「白兎!!!」



ああ、どうかこの手よ届け。


その願いは機材の倒れる音とセミの鳴き声にかき消された。

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あきゅろす。
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