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☆abmz
変態彼氏(阿水)


「なぁ、お前って生クリーム好きだったよな?」


突然の阿部の言葉。

今は休み時間で、
俺は次の授業である数学の宿題を必死に解いていた。
だって阿部が見せてくれないから。

「え?…うん。」
阿部の意図が解らずも、とりあえず質問に答える。

答えた後に、
まさか…生クリーム関係の何かを俺にプレゼントしてくれんの!?
なんて、淡い期待を抱いたが、
阿部の、『ニヤリ』という表現が一番しっくりくる笑顔を見せられて、
ソレは見事に打ち砕かれた。

「じゃあ、生クリームプレイとかも好きだよな?」

「………は?」

阿部の言葉に軽くパニックを起こした俺は、
「ちょ、それどういう…?」
意味?って聞きたかったのに、
プレイ?と、阿部は解釈したようで。

「口で説明するより実践した方が早いから、今日生クリーム買って帰ろうな。」
なんて、満面の笑みで言うもんだから、

「ば、ばかじゃないの!?」
と阿部を睨み付けた。
顔がすごく熱いから、きっと俺真っ赤なんだろう…。
俺の言葉に、再びニヤリと笑う阿部。
俺の目の前には一枚の紙切れ。
それは、俺が今最も欲している阿部の数学の宿題の解答。

「…さぁ、どっち?」

みなさん、ココに悪魔がいますよ…。

阿部の解答は見たい…。
だって数学の先生すげぇ怖いから。
だからといって生クリームプレイは正直……。

俺が心の中で葛藤していると、無常にも予鈴がなる。

俺は反射的に阿部の手からプリントを奪った。


「…決定だな。」

今日一番の悪い笑顔の阿部が、俺の耳元で囁く。
俺は真っ赤になりながらも、先生が来るまでの僅かな時間で必死に宿題を写す。



あぁ…、
今夜は覚悟が必要なようです……。


END.

本当は拍手お礼文の予定だったんですが…。
長くなってしまったので、小説に載せました(^o^;
続きは……どうしましょっか;←


08.11.10

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