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リュウノヒゲ-変わらぬ想い-改
ねぇ、君。




















“ねぇ、君。”

































私はいつも通りに遅刻する。
風紀委員なのに?
はい、そこつっこまなーい

委員長から怒られるんじゃなくて副委員長から怒られる
やっぱ…格違いのせいか?
うん。そうだな
































──────………















「おっはよーございます」


私はいつも通り委員長が居るのにも関わらず軽く挨拶・軽く会釈・軽くスルーする


「蒼、真面目になれないのか?」

声をかけられたのは副委員長の草壁さん
今日で50回ぐらいは声をかけられた


「風紀委員ってー…早く起きなきゃダメなんですよね?」
「まぁ、それがどうした?」
「早起きd「何が何でも早起きしろ」…えぇー」


「哲。僕が言うから風紀の仕事続けてて」
「あ、はい。分かりました恭さん」

「そこの君、行くよ」
「どこに…?」
「応接室にだよ」


さすがの委員長。
引っ張る力が強くて抵抗できないや

真面目に説教をくらうよー
あー嫌だー



































委員長が応接室のドアを開けるとそこに1人、童顔の2年生の先輩が居た(委員長みたいに怖くなくて可愛いなー

「沢田綱吉」
「はっ、はい!」
「今日は書類整理しなくていいから」
「あ、ありがとうございます!」
「あの…君」


先輩から小声で話しかけられ

「何で捕まったか知らないけど気をt「何してんの?さっさと帰りなよ」はっ、はいぃぃぃ!!失礼しました!!!」

先輩が悲鳴(?)をあげると猛スピードで教室の方に帰っていった


「ねぇ、君。」
「は、はい」
「最初の「は」は余計でしょ?返事から直しなよ」
「はい」


どこまで注文の多い委員長なんだか


「君、風紀の仕事来ないって哲から聞いたんだけど…本当?」
「え、えぇ…まぁ…」
「何で?」
「えっと…あの、その…」
「何?早く言ってみなよ」


早起きすんの出来ないとか言えない…っ


「は…早起きが…できないんです…」























………?
返事が来ない…























「なんだ、それだけ?」
「そうですけど…」
「じゃあ僕が起こしに行くよ」
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ?!!」

「……なに?嫌なの?」
「あのっ、なんというか…恥ずかしいんです」

「あっそ。じゃあ明日から行くからね」
「えっ?!あのっ…」

「早く帰りなよ」
「そのー…」
「早く帰れよ」

「だから…その…」
「咬み殺s「委員長の本名は……?」……………雲雀恭弥」

「あ、ありがとうございます!!では失礼しました!」

会釈していくとドアを丁寧に閉めゆっくり廊下を歩き出した―…








もうちょっと…居たかったな







































翌日、いつも遅刻する私に雲雀さんが凛々しい声で言われる


「早く起きないと咬み殺すよ?」
「はいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!…あ、雲雀さんおはよーございます」
「早起き出来たじゃん」
「そ、うですね…」


苦笑いで微笑むと雲雀さんも微かに微笑み返してくる


「じゃあさっさと行こうか」
「着替え」
「あぁ…僕が着替えさせてあげr「いいです!!!」…」


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