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SS
媚薬開発部門

拘束/媚薬/バイブ/ローター/連続絶頂






薄暗いその部屋の床に固定された椅子に、全裸で、両腕は背もたれの後ろで拘束され、手すりに足を乗せてロープで縛りつけられている男が身体を揺らしていた。

ペニスは既に固く勃ち上がり、薄い先走りをたらたらと垂らし、座面に小さな水たまりを作っていた。尻の窄まりをヒクヒクとさせながら、尻を座面に擦り付けるように円を描く、ウネウネと動きながら、眉根を切なげに顰めたうつろな目で天井を見上げている。唇はパカリと開き、はぁはぁと荒い息を吐きだす。唾液が流れ出て、ポタリ、と胸に落ちても、男は気にしない。

「まもなく2時間だ」

その声は部屋に取り付けられたスピーカーから流れてきたが、男は変わらずウネウネと動き続けている。スピーカーから流れてきた声は特に咎めることもせず、それ以上は何も言って来なかった。
それからしばらくして、ガチャリと男の真正面の扉が開く。入ってきたのは白衣を着た男性研究員。椅子に縛られた男は、研究員が目の前に来るまで気づかずにいたが、いざ認識した途端に、その瞳に怒りの炎が灯る。

「て、めぇ、ら・・・ぜってぇ、ころ、す」

熱に浮かされたように切れ切れに告げる。だが研究員はそれに臆することなく、手に持ったソレを男に見せる。それは紫色の太いバイブレーション。その途端に男の目に現れていた炎は影を潜め、代わりに情欲に満ちた目付きになる。

「欲しいか?」

研究員は短く問うが、男はぼんやりと見つめ、目を反らした。

「い、らねぇ・・・」

そういい、唇を固く引き結んで黙り込む。研究員はそのまましばらくじっと見つめていたが、しばらくして腕を伸ばし、バイブを窄まりに押し込んだ。緩くなっていたそこに、突然の異物が奥までためらいなく挿入される。だが男は背中を反らし、待ちわびていた刺激に「あぁぁぁっ!!」と歓喜の声を漏らす。
研究員はメモリを強まで上げ、そのまま抜けない様に、床に用意されていたガムテープで留める。それだけでなく、ポケットから出した遠隔操作用のローターを、ピンと立ち上がった両乳首に一つずつ、そしてビクビクと震えるペニスに、亀頭、カリ下、裏筋、そしてその下の会陰に取り付けて、同じようにガムテープで固定して行く。そして、

「っあ゛ぁ゛ーーーーーーーーーーー!!!」

男が離れたとたんにヴヴヴヴヴヴヴヴと音を立てて、そのすべてのローターが動き出した。待ちわびた快感、だが行き過ぎた快感に男は絶叫しながら、白濁液をドロドロと吐き出した。研究員はそれを見届け、部屋を出て行った。

「いぐうぅぅぅぅぅ!!!」

バイブは中でグルングルンと大きくうねりながら肉壁を掻き乱し、ローターは小刻みに震えながら、快感へ直結する器官を攻め続ける。男は無慈悲な機械の攻めに身体を痙攣させ、休むことなく白濁液を流し続けた。


監視カメラでその様子を観察しているのは、先程男にバイブとローターを着けに現れた研究員とは別の研究員。彼は部屋で叫び、絶頂し続ける男の様子を見つめながら、腕を組んで唸っていた。

「まだ成功には遠いか・・・」
「なかなか発狂するほどの質の媚薬、出来ませんね」

隣に座る、おなじく研究員の男も、溜息を吐き出しながら言う。

「発狂するんじゃなくて、発狂しそうな薬だ」
「あぁ、そうでしたね。発狂する一歩手前でなかったら、商品には出来ませんからね」

ぼりぼりと頭を掻きながら、手に持ったカルテをめくる。

「とりあえず、彼はこのまま発狂するまで玩具と遊んでもらって、その後の経過具合で採取部門に回そうか」
「はい、連絡入れに行って来ます」

そういうと、カルテを持って部屋から出て行く。恐らくいつも通り、10分もしないうちに受け取り許可が下りる。手続きを迅速に済ませるために、モニターを見ていた研究員は腕を解いた。

「これで8人目か・・・まぁ犯罪者だから同情はしないけれども、な」

モニターの向こうでは、頭を振り乱し、固定された椅子を揺らしながら、逃げられない快感に喘ぎ続ける男が映っている。すでにペニスから吐き出されるモノは薄まっており、このまま出すものがなくなるのは時間の問題だ。
ギュブブブブ!とうねるバイブは、玩具部門が生み出した新商品の一つだと言う。最長で6時間連続稼働を謳ったそれはローションを内蔵し、定期的に先端から疑似射精を行うそうで、たしかにガムテープの隙間からテラテラとしたものが溢れだしていた。
涙を流しながら「助けて」と快感と悲鳴の混じった声でカメラに叫ぶが、研究員は音声を切り、モニターから背を向けた。

「ここに送られたことには、まぁ諦めてくれ」

そう言って、引き出しから「研究部品移動報告書」と書かれた紙を出し、机に向かった。

男はそれからまもなく気絶し、次に目が覚めた時には永遠にペニスから射精をすることを強要され続けることになる。その時には恍惚とした表情で、快感の奴隷になっているのだった。


END




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