NARUTO
2

火影室に着いたナルト達は、針を綱手に渡し、検査の結果を待っていた。


「ナルト、体の具合はどうだい?」

「あんま、変わんねーてば」

「綱手様」

「あ!シズネの姉ちゃん。何か分かったってば?」

「ナルト君に刺さっていた針、二本のうち一本は、ホルモン系の薬です。もう一本については、もう少し時間がかかるみたいです。」

「そうか。ナルトはこのまま帰って自宅待機だ。何か異変があれば、すぐに連絡しろ。」

「えーー!ばあちゃん、俺ってば元気!」

「だめだ。今日は大人しく家にいろ!」


綱手に言われ、渋々ながら帰る為に火影室を出るナルト。その気配が遠ざかった頃、綱手は残る二人に別任務を与えた。


「カカシ、シカマル。すまないが、今日一日あいつの様子を見ててくれんか?・・・最後の敵の言葉が気になる。仮に、何かあったとしても、二人なら対応できる。」

「分かりました。」

「やっぱり、そうなるんすね・・・」

「頼んだよ」



ナルトは自宅待機を命じられ、家に着いたころ、カカシとシカマルがやって来た。

「?どうしたんだってば?」

「めんどくせーけど、様子を見て来いだと。」

「綱手様がね、ナルトの事が心配だから、俺たちに傍に居てなさいって。」

「そうなんだってば??でも、三人でこの部屋って狭くないってば?」

「まあ確かにそうだね〜」

「おまけに、きたねーしな」

「汚くね!ちょ〜〜と、散らかってるだけだってば!!」

「ほー。ちょっとなー」

「はいは〜い。二人ともそこまで〜。じゃ、俺んち来るか?ナルトの家よりも多少は広いし、三人でも大丈夫だよ?」

「行くー!行くってば!!」

「・・・いいんすか?ナルト家から出しても」

「いいんじゃない?俺とシカマルが傍に居れば〜。」

「はぁ〜〜」


カカシの提案で二人はカカシ宅へ移動することになり、途中で買い出しをして行くことになった。

「ナルト〜、体調はどう?」

「ん〜。あんま変わんないってばよ?」

「そっ。」

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