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小説
…まじすか(2回目)。

そして冒頭に至るという訳だ。

理不尽なキリトの言葉に俺は声を荒げて反論する。
だってそんな怪しい所に行きたくないしね!

「…るせぇ、行けっつってんだから早く行け」

「…うー…」

その後も数十分抗議を続けるも全く相手にされず俺は仕方なく核=coreへ行く事を許可した。

仕方なく、な…。

そんなこんなで色々あったけど、楽しい所だといいな!


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???side

戦闘員育成協会とはかけ離れた地区にある静かなオフィスの中でパソコンをカタカタと打つ音だけが鳴り響く。

「…シノ様」

「何だ」

その部屋の中の奥、もとい幹部しか立ち入る事の出来ない部屋の更に奥に堂々とした態度で座っているシノ=アルカフィクスは部下の言葉に何時にもなく低い声で呟いた。

「あの方の居場所の特定が出来たようです」

部下であり鴉.crow.の副総長でもあるハルナはその傲慢な態度を見せる上司であり総長であるシノ=アルカフィクスへと何か書かれている書類を手渡した。

それを受け取ったシノは部下にでさえ滅多に見せない笑みを口元へ浮かべその書類を読み終えたあとぐしゃ、と潰した。

「…やっと、やっとだ…俺から逃げた罪は重いぜ?…ルカ」

その威圧的な言葉と共に発せられる空気に長年付き添ったハルナでさえごくりと息を飲んだ。

「…お前は俺の物だろう…?」

その空気を放つ張本人であるシノはハルナへと退出命令を下し強制的に部屋から出した。
その姿を確認した後シノはきっちり着ているスーツの懐からある写真を取り出した。
その写真に写っている者は小さい頃のルカ=アルカフィクスとシノ=アルカフィクスであった。

「あの刺青がある限り、お前は俺から逃れられない…」

妖しく微笑むシノとは反対に今のルカは何があったかも知らず上機嫌なのであった。

そして物語はLevel2へと進むーーーー

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あきゅろす。
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