城ノ内家の愉快な人々 人も人外も魔法も存在する世界に生まれた一つの家族の物語――(?)。 「ってか、もうすでに学園物の雰囲気が漂っているんだが?」「しっ」「それは言わない約束でしょうが」 ☆章の一覧☆ 登場人物紹介(登場人物の名前等を忘れられた際にお使いください) 序章 学園生活への門出 第一の記述 希望の春といえども油断は禁物 「長男です。取り合えず、珈琲って良いと思わないかい?」 「次男デス。科学に興味はアリマセンが、改造には興味アリマスよ」 「三男でい。あぁー……なんてぇの? あたしはソッチ系統のヒトじゃねぇからな」 「四男だ。後にしてくれ、忙しいんだよ、こっちは」 「六男。……兄貴がいねぇ……」 「ちょうじょ。――これで、い?」 「次女ですわ。申し訳ありませんが、時間がありませんので行っても宜しいですか? 貴方の為に取る時間なんてありませんの。それともあるとでも思ったのですか? ふふ、自意識が高いのですね?」 「三女でぇ〜す! 萌えって素晴らしいと思うの!」 「四女だ。……何だかまた靴箱に手紙が入っていたんだがどういう事だと思う?」 「五女だよ。そうだねぇ、まあ、アレだね。うちは美形が多くて萌えるよ」 「五男、神歌と申します。取り合えず、これがわたくしの家族です。多いでしょう? わたくしも覚えるのに半年はかかりましたよ」 [戻る] |