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父と息子
監視2

「真守、学校遅れるぞ」

「うん」

「車で送るか?」

「大丈夫だよ。けんちゃんと約束してるし、一緒に行くって…けんちゃん待ってるんだ」

「そうか、じゃあお父さんいってくるからな。鍵ちゃんとかけて行くんだぞ」

「わかってる。いってらっしゃい!」

真守はいつも友達のけんちゃんと一緒に学校に通っていた。

だが、けんちゃんが迎えにくるとゆうのは今までになかったはずだ…。

少し気になるが、仕事があるから仕方ない。



そろそろ、昼でもと思い会社の食堂に向かう途中、携帯が振動し始めた。

画面をみると、真守の担任の先生の名前が表示されていた。

「はい、加藤です」

『あっ、加藤さんですか?私、真守君の担任をしてます、朝田です』

「どうかされましたか…?」

『お仕事中すみません…真守君がまだ登校されてないですが……』

「あっ、すみません…電話するの忘れていました。真守は今日、お腹が痛くてお休みさせます」

『そうでしたか、それでしたら大丈夫ですね。早く元気になってねとお伝え下さい。では』

やはり、怪しいと思ったのはうそではなかったか。

いったい、何をしているのかどんなことをしているのか気になる所だが明日は休みだ、じっくりモニターをチェックしよう。


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