戴きﾓﾉ
ずっとずっと大好きだよ
ここはワイミーズハウス
「おっはよぉ〜」
と、勢いよくドアを開け部屋に入ってきたのは灑鑼だ
「おはようございます。灑鑼｡」
とパズルを嵌めながら言った。
「ちゃんとこっち向いてよ！」
面倒臭そうに灑鑼の方を向いた。
「おはようございます。」
「それでよし！」
その屈託のない笑顔にニアの口元が緩んだ
いつも一緒にいた二人、次第にお互いを好きになっていた……
そんなことをお互いに知らず時が過ぎた……
いつでも……こんな日々が続くことを祈りながら……
そんな二人が18歳になったある日…………
「お､おはようニア……」
「どうしたんですか？
灑鑼……元気がないですね……」
「……ニア………」
「何ですか？」
「……ニアは……私のこと……どう思ってるの？…」
灑鑼からの突然な質問に
ニアは動揺した。
「な､何でですか？
友達ですよ。」
恥ずかしくなってきて本当のことを言えなかった｡
「……そうだよね……」
灑鑼は一筋の涙を流して言った。
「灑鑼？」
「さよなら……ニア…」
「えっ？」
灑鑼は走って部屋を出た。
確かに泣いていた。
綺麗な涙を流して……
一人部屋に残されたニアは自分の言ったことを後悔しうつむいた……
つづく
美智流さんから戴きました！長編です^^
ちょ、私より文才がある。
2009/03/29.
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