今日もあなたを想います。
Shot 5
『そろそろ帰ろう。』
「そうだね。」
バスケ部の練習も終盤。
外も薄暗くなってきた。
見学に来ていた人数も
気付けば少なくなっていた。
『あの、』
「ん?」
『あの仙道先輩が人気な理由が解った気がする…。』
途中まで一緒の瞳と
話をしながら帰った。
「お!やっと気付いたか?」
『何となく。』
「でも進歩だよ。」
あの興奮さえ覚えるプレイに
あの柔らかい性格。
それに加えあのルックスときたら
女子は放っておかないだろうな。
『じゃあね、また明日。』
色んな所がアイツに似てるな。
バスケが巧かったり
女子からモテたり…
背丈とか、
あ、でも性格は違うかな。
瞳と別れた帰り道にそんな事を思った。
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