今日もあなたを想います。
Shot 2
「松本さん、よろしくたのんます。」
『こちらこそ。』
席替えをして隣になったのは、バスケ部の相田彦一くん。
要チェックや!
が口癖で、いつもノートを持ち歩いてる。
「今日もバスケ部見に来るんか?」
『んー?どうだろう。あの子達によるかな…。』
そう言って、友人2人に視線を送る。
「そっか、いつも付き添いやったな。」
『そうなの。』
「でもやっぱ陵南のバスケ部はすごいで!特に仙道さんが!」
『ずっと言ってるね。』
「当たり前や。尊敬してるで。」
入部してはや1週間。
まだ試合にも出てないし
基礎練や体力作りばかりだけど
楽しいんだと相田くんは言う。
それに尊敬する先輩を見つけたみたいだ。
『あの2人も仙道先輩好きなんだよね。』
「そらモテるわ仙道さんは。」
そう、2年の仙道先輩。
バスケ部で一番人気があって、バスケもすごく巧い。
学校の大スターだ。
「授業始まるで。」
『あ、準備しなきゃ。』
結構真面目なこの2人。
私語もなく授業を受けていた。
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