今日もあなたを想います。
Shot 3
「君が松本香月ちゃんかな?」
『はい。』
何で私の名前を知っているんだろ?
仙道先輩は。
相田くんに聞いたのかな?
「君に頼みがあってさ。」
『頼み、ですか。』
「マネージャーやってくれないかな?」
今度は、越野先輩が話してきた。
マネージャー?
それは、無理なお願いだ。
『すみません。マネージャーやる気は無いんですけど…。』
「そうか、なら仕方ないか。」
「え?先輩そんな簡単に諦めてええのですか?」
「無理してなって貰っても、申し訳ないだろ。」
「そうですけど。」
誘った先輩よりも相田くんの方がガッカリしてるのは何故だろ。
ただ、越野先輩が話のわかる人で良かった。
マネージャーになったら、アイツの応援が出来なくなっちゃうから。
『本当にすみません。』
「気にしなくて良いぜ。」
「まぁ、少し考えてくれよ。」
そう言って先輩達は帰っていった。
少し考えて、か。
私がマネージャーになったら
アイツは、どう思うかな。
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