SD夢小説 熱にうなされて(仙道) 『えっ?!嘘でしょ?』 「いや、それが本当らしいよ。」 あり得ないでしょ? だってあの仙道彰だよ? 決勝リーグだってもうすぐ始まるって言うのに、何でこの時期に熱なんて出してるのよ。 陵南のエースが! 『でも、彰に限って今熱なんて…』 「今日、学校休みなんだって。」 越野くんに聞いたよ。 と友人の瞳は言った。 (越野くんに聞いたんじゃ本当か。) 仙道が熱を出したと言うのを、ただの噂と信じたかったが、仙道と同じバスケ部の越野のことなら信用できた。 『じゃあ彰、いま家に一人なのかな?』 「でしょ〜。だって一人暮らしじゃない仙道くん。」 そう。 東京から神奈川の陵南にきた仙道は、もちろん一人暮らししていた。 家事、炊事は自分でしなくてはいけないが、料理すらまともに作れない彰が、熱出して一人で大丈夫だろうか? 『大丈夫かな…彰。』 「…そんなに心配だったら、家に行けば良いじゃない。」 『でも迷惑じゃないかな?』 「あんたね…。彼女が来てくれて迷惑だなんて思う男は居ないでしょ。」 そうなのかな…。 ほっといてくれとか言われたらショックだよな〜なんて考えながらも、どうしようもなく仙道が心配な亞柚は、帰りに仙道ん家に寄ると決めた。 ―――――――――――――― ―――――――― 「じゃあ、看病頑張ってね〜!!」 『うん!』 バイバーイと、今日は仙道ん家に行くため、瞳とは途中でお別れ。 スーパーでお粥の材料を買って、仙道の家に向かった。 ――ピンポーン…――― 仙道の家まで着き、チャイムを押したが、誰も出てこない。 『寝てるのかな?それとも、動けないほど辛いのかな?』 こんな時のためにと、以前仙道から貰った合鍵で中に入った。 『お邪魔します。彰大丈夫?』 小さな声でそろーりと入った。 部屋に入ると、規則正しい寝息をたて寝ている彰がいた。 『寝ちゃってたか。じゃあ、お粥でも作ってようかな。』 もう温くなっていたタオルを替えて、キッチンに立った。 料理は好き。 大好きな彼に作る料理は楽しくてしょうがない。 「ん…―――ん?亞柚?」 『?あ、彰おはよう。良く眠れた?』 ちょうど出来たお粥を持ってベッドに近づいた。 「あー、さっきよりは楽かも。」 『そっか、良かった。お粥作ったから食べて。』 出来たばかりお粥をお椀によそった。 「うん、美味い!やっぱり亞柚の手料理は美味い!」 『本当?良かった。』 「うん。でもやっぱりこっちが食べたいかな。」 『え?』 熱で少し火照ってる彰の顔が色っぽい。 だんだん近づいてくる彰の顔に、理性が飛びそうなのを必死に耐える。 『ちょっ!!彰ストップ!』 「何で?」 『何でって…彰熱あるんだから、寝てなきゃ。』 弱々しい力で仙道の胸を押す亞柚の顔は、真っ赤。 「んー、でも亞柚のそんな顔見せられたら止まんないよ。」 『な…、彰のせいでしょ!』 「でもこんなになったのは亞柚のせいだから、責任とってよね?」 そう言った彰のそこは、見て解るくらいになっていた。 彰はニコッと笑ったと思ったら、私の顎を掴んで口付けてきた。 『ん…――ふぅ、ん…。』 「亞柚のその顔そそるなぁ〜。」 『な//// 彰のバカぁ…。』 その後、二人がその行為に走ったのは言うまでもない。 ――次の日―――― 「よっ!おはよう。」 ピンピンした元気な仙道が学校に来た。 「あれ?仙道くん。もう熱大丈夫なんだ。」 「うん。」 「何か嬉しそう。…あれ?亞柚は?」 「あー、亞柚はね…」 熱にうなされて (彰の風邪移った…)(亞柚平気かな?)(やっぱり昨日ヤらなきゃよかった…) あとがき 今回は仙道です。 仙道は、個人的にプレイがかっこ良くて好きです。 あの髪型気になるが…(笑) 今、梅雨で風邪が流行る時期なので、仙道に熱出してもらいました。 裏を書くほど文章力ないので、曖昧で…。 スラムダンクってやっぱり素晴らしいマンガですよね! 山王戦見ては必ず泣きます。 では、ここまで読んで下さり ありがとうございました。 2011.06.09 [*前へ][次へ#] [戻る] |