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SD夢小説
理想の彼氏(三井)



「理想の彼氏ってどんな人?」

『は?』




いきなり何の話かと思いきや、理想の彼氏だなんて…

確かに私たち、高校に入ってから一人も彼氏出来てないんだけどね…
理想の彼氏なんて話したところで、そんな人現れる訳ないんだけどね。




「でも亞柚好きな人いるでしょ?」

『い、いないよ!』

「いや、絶対いる。怪しい」

『……』




確かにね…密かに想いを寄せてる人はいるにはいるんだよね。




「ほら、いるんじゃない。誰々?」

『えっと…』

「じゃあ、どんな人?」

『…優しくて、部活に一生懸命で、かっこいい人だよ…―』




いくら友人だからといって、好きな人の事を話すのってやっぱり緊張する。




「もー亞柚可愛い〜!!ってかさ、亞柚の好きな人って三井でしょ?」

『え!?』

「だってさーいつも目で追ってるじゃん。時々顔赤くしちゃって」

『そ、そんな事ないよ…』

「ま、あたしは帰るね。じゃあね」




え?何で一人で帰るの?
一緒に帰ろうよ。

出てった瞳を追いかけようと鞄に手をかけたとき、教室のドアがガラッと開いた。



『…! み、三井くん!?』

「よ!」




入ってきたのはまさかの三井くん。
私が三年間想いを寄せている人。




『どうしたの?』

「忘れ物しちまってよ」

『そっか』




教室に二人きり。
それがいつにも増して胸のドキドキを高鳴らせた。




『部活どう?調子良い?』

「おう。この調子なら次の試合も勝てそうだぜ」

『そっか。頑張ってね』

「おう。ありがとな」




ニカッと明るい笑顔を向けて部活に戻ろうとドアに手をかけた彼が急に踵を返して降り返った。




「今度、試合観に来いよ」

『…――うん!!絶対行く!』

「じゃあな」




颯爽と走っていく彼は、とてもかっこ良かった。

初めてまともに話せた嬉しさと、試合に誘われた嬉しさとで、少し紅潮した顔が自然とニヤけた。












理想の彼氏

(試合…誘われちゃった…)(…試合誘っちまったな)(どうしよう(どうしたらいいんだ?))














あとがき

めでたいSD小説の第一話は三井です。
管理人、三井が大っ好きなんです。
もろタイプと言いますか。
スラダンブームがまた来ちゃいましたので、夢小説書いちゃいました。
これから更新頑張っていきたいと思います。

では、ここまで読んで下さり
ありがとうございました。


2011.05.03


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