夢 Long Novel
045
『ジローちゃん!いつまで寝てるんだよ。起きろ〜!』
バスに着いて、中に入ると
一番後ろで気持ち良さそうに
寝ているジローちゃんを発見した。
「ぅ〜ん…」
『……』
くるり。
よくこんな狭い座席で
寝返りなんかできるよ。
色んな意味で凄い。
でも、いい加減起きてくれ。
『ジローちゃん早く起きろ。落っことすよ?』
「ぅん、香月…?」
『お!起きた?』
「香月〜」
『!きゃああぁぁぁぁああ!ジローちゃん放れてー!』
「ん?あれ?香月おはよ。」
『……』
おはよ。
じゃないよ、ジローちゃん。
抱き付くなんてあり得ないよ。
おかげで、脱力。
『跡部がキレてるから、早く行くよ。』
「わかったC〜。」
いつもより目覚めがいい。
しかも顔がニコニコ笑顔。
起きてくれたから良かったけどさ…。
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