夢 Long Novel 009 「変な人?えっ不審者に会ったの!?」 『うーん…不審者じゃないんだけどさ、なんか俺様発言したり、関西弁喋る変な人』 「ねぇ、それってもしかして…」 「ア−ン、それは俺様のことか?」 「何や俺らの話してどないしたん?」 『そうそう。まさにこんな喋り方でさ……って、はぁ?』 「はぁってどないした?」 どないした?じゃないし。 ありえないでしょ。 てか周りうるさ。 何でみんなキャー!なんて叫んでるの しかも何で此処にいるんだよ。 まだHRの時間でしょ? 「ちゃうで?もうHR終わってるで」 『嘘!てか何心読んでんですか!』 「いや、自分声に出してたで」 『…真美、次の授業なんだっけ?』 「えっと…体育だけど」 「俺のことシカトかいな」 『じゃあ、着替え行かなきゃ。よし真美行こう!』 あんな2人の相手なんてしてらんないわ。 朝から何なんだ? 大体名前すら知らないんだけど…。 「おい。何処行く気だ、アーン」 『更衣室に。絶対覗かないで下さいよ』 「覗くか。まぁいい。昼休みまた来るからな、行くぞ忍足」 …いや、もう一生来んな。 てか何で来るの?何かしたか、私。 はっ!もしかして、あの時のことまだ根にもってんのかな? [*前へ][次へ#] [戻る] |