g.short みんなでウノ (沖田?) ※ウノしてるだけです。 山崎「(なんでだ…!)3っと」 坂田「はぁ?なんでそこで青だよ。ま、あるけどさ。ほい」 新八「あ、焦った…助かりましたよ、銀さん。8ですね。赤(……え。銀さん?舌打ち?)」 神楽「おー、グッジョブ、メガネ! あっかあっかー♪」 夢乃「あっかあっかー♪」 沖田「すいやせんねェ。チェンジで。…黄色」 山崎「ぐあぁぁあ…。……………パス…で。(ほんとに何でこのメンツ!?沖田隊長と夢乃副隊長だけでもウノという名の罰ゲームなのにぃいい!)」 坂田「パスぅ?ダメじゃん、ジミーくん。だっさぁい。…………あ………パス…で」 新八「何やってるんですか、銀さん。黄色でしたよね、はい。(二人ともパスって沖田さん絶妙なチョイス…ってあれ?…真っ黒い笑顔なんですけどぉ!)」 神楽「クソメガネ。メガネならメガネらしく、チェンジの一つや二つかましてみやがれヨ。何が『黄色でしたよね』ダヨ。オマエはだからダメなんだヨ!ダメガネ!!見るがイイネ!!この黄色い4を!これがオマエの限界アルネ。決められた色というレール…。他人に決められた枠の中でしか生きられないオマエの【新八)神楽ちゃん、わかったからカード出さないと…】 …………………………………パス…で…」 夢乃「えぇ、困ったなぁ。誰も色変えてくれないのか…。 困ったなぁ。うん。困った。 ………ごめんね、山崎?これしかないんだ。がんばってね。えへ♪」 沖田「ほい、ドロ2」 山崎「ドロ2来たァ! えへ♪…じゃねぇぇえ!ウキウキして謝られても誠意を感じねーよ!しかも何で沖田さん飛ばして俺に謝ったの!?沖田さんがドロ2持ってる前提だったよね!?なにその以心伝心ぶり!!これだからドSコンビは! っと、やばいやばい。そんなウキウキとドロ2出してもらって悪いですけど。へへっ、旦那、俺も持ってんすよ。すいませんね。へい、ドロ2!」 坂田「あぁーあ。引いちゃったね、とうとう。限りなく張り詰めてた緊張の中…引き金を…。 もう戻れないぜ、あの頃にはな! 俺達はもう引き返せない!走り出したならこのまま走り続けるしかないんだ!こんなドロ沼なんかにのまれてたまるか!!」 新八「銀さん。普通にドロ2出して下さい。何カッコつけてんですか。ドロ沼って、確かに上手いこと言ってましたけど。 僕も持ってますよ。神楽ちゃんは?」 神楽「ふははは!愚民どもガ!ドロ2ごときでごちゃごちゃと!とくと見ヨ!ドロッフォオー!! そして喰らえ、サド野郎!さぁ出してやりナ!夢乃!そいつをドロ沼に沈めてやるネ!!」 夢乃「あ。えっと。…えへへへへ。…えっと。…ごめんね、神楽ちゃん。ない…です…。 ………………引きます…。何枚?14枚?…えぇー…しょうがないな、ごー、ろく、しち…」 山崎「あぁー…ひやひやしたぁ。 あん時俺もう持ってなかったし、夢乃さんも続くとワクワクするね、なんて言ってたから絶対持ってるもんだと…。(あれ?夢乃さん、持ってなかったのにウキウキしてたの?新八君あたりが引っ掛かるって思ってたのかな?でも、自分に回ってきても嬉しそうだった…?)」 新八「僕もです。すっかり騙されましたよ。絶対ドロ沼2週目突入すると思ってましたから。 でも、楽しかったです。普通に出来て」 夢乃「どうして?銀時と神楽ちゃんいたらウノ楽しいんじゃない?」 新八「あのジャイ○ンコンビとやって楽しめるわけがないですよ」 山崎「わかるよ。俺もだ」 夢乃「山崎?聞き捨てならんな。いつもあたしと総悟とやってるじゃない!楽しくないの!?」 山崎「毎回ぼろぼろにされて楽しいですか!も、いっつも今日みたいにドロ2ドロ4重ね掛けされて喰らうの俺だし!」 夢乃「なによ?いっつも山崎がドロ2の枚数少ないからいけないんじゃない! 全く、贅沢よ!?どんだけあたしが羨ましく…」 新八「羨ましく…?」 山崎「何がですか、副隊長? 毎回ボロクソに負ける俺のどこに羨ましさが?はは…自分で言っててダメージ受ける…」 夢乃「へへっ、…えっと。……なんでもない。ドロ2の餌食になりたいとか、有り得ないっしょー?有り得ない有り得ない」 新八「……目、泳いでません?」 山崎「まさか…。毎回嬉しそうにドロ2やらドロ4やら出してくるなとは思ってましたけど…自分で喰らいたかったんですか!?」 神楽「ドMアルナ」 夢乃「やだな、違うって!」 坂田「こいつのドMっぷりは昔からだぜ。昔は昔でヅラにオイシイとこ持ってかれてブーブー言ってたし」 沖田「今だってわかりやすいもんですぜ? ただ痛め付けても喜ぶだけなんで、わざと山崎に降りかかる様にもってって焦らしてやると、山崎にオイシイとこ取られて物欲しそうな顔してんのが堪らねェ」 山崎「隊長、なんかやらしいんで他に言い方ないんですか。 つか俺とばっちり!!」 夢乃「二人とも何で言っちゃうの!?だいたい二人ともそーゆーのは誰にもバレない方が良いって言ってたくちじゃん!」 沖田・坂田「必死に隠そうとする姿がそそるから」 神楽「変態がいるアル」 山崎「じゃあ、夢乃さんが他の隊の隊長の座を蹴って一番隊に志願したのって…ドS同士気があったからじゃあなくて…」 神楽「自分を追い詰める場を造るには確かに途中まで近い選択になるかもしれないアル」 新八「神楽ちゃん、もういいよ。 山崎さん、もう深く考えるの止めましょう。隊長さんと副隊長さん、素直に仲が良いなって思えば良いんです! 変な想像は山崎さんのこれからの平和な毎日を壊しますよ!」 極端と極端は裏表と言うけれど。 ぎりぎりの、紙一重。 2011.11.24. [*前へ][次へ#] [戻る] |