幼帯@
少し帯人が幼いです。苦手な方はお帰り下さい。
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マスター。マスター。
料理してるマスターの服を引っ張って僕はマスターを呼んだ。
「ねぇ、マスター。かまってー。」
「ん。後で。」
僕の事などお構いなしに料理を一生懸命作る僕のマスター
そんな一生懸命な姿も好きだけど…今は
「かまって!かまって!」
「うん、あとで。」
「マスター大好き!」
「うん。」
「マスター愛してる!」
「うん。私も。」
料理の本と睨めっこしながらマスターは僕とは正反対な色の鮮やかなオレンジ色の野菜を握ってる。
マスターの返事は適当…。
「僕よりそのニンジンさんのほうが大事なの?」
不貞腐れながら帯人が聞いた…
「うん……ってえぇッ!?違ッ!!」
……。
グサッ!グサッ!
遅かった…。
私の適当な返事のせいでニンジンさんがアイスピックの餌食に…
「あーぁ…今日はカレーなのに…。」
無残な姿のニンジンを見ながらぼやくマスター。
マスターの馬鹿。
マスターがいけないんだよ。
僕をかまってくれないから。
……。
マスターはニンジンをまた見てる…
なんで?
……
帯人は手元にあるアイスピックをじぃっと見つめた。
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