幼帯@ 少し帯人が幼いです。苦手な方はお帰り下さい。 --*--*--*--*--*-- マスター。マスター。 料理してるマスターの服を引っ張って僕はマスターを呼んだ。 「ねぇ、マスター。かまってー。」 「ん。後で。」 僕の事などお構いなしに料理を一生懸命作る僕のマスター そんな一生懸命な姿も好きだけど…今は 「かまって!かまって!」 「うん、あとで。」 「マスター大好き!」 「うん。」 「マスター愛してる!」 「うん。私も。」 料理の本と睨めっこしながらマスターは僕とは正反対な色の鮮やかなオレンジ色の野菜を握ってる。 マスターの返事は適当…。 「僕よりそのニンジンさんのほうが大事なの?」 不貞腐れながら帯人が聞いた… 「うん……ってえぇッ!?違ッ!!」 ……。 グサッ!グサッ! 遅かった…。 私の適当な返事のせいでニンジンさんがアイスピックの餌食に… 「あーぁ…今日はカレーなのに…。」 無残な姿のニンジンを見ながらぼやくマスター。 マスターの馬鹿。 マスターがいけないんだよ。 僕をかまってくれないから。 ……。 マスターはニンジンをまた見てる… なんで? …… 帯人は手元にあるアイスピックをじぃっと見つめた。 [次へ#] |