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†デジモン ハザード†
第2話 異世界に突入!?
あの出会いから5年が経とうとしていた。

時期はやっぱり夏休み。

今日は町内のバス旅行。

行き先は夏のスキー場。

スキー場は冬だけしかやっていないと思われがちだが今日行く場所は夏でもやっていて山の斜面を利用したボブスレーや魚釣り。

そしてリフトで山頂まで上がり景色の堪能するなど盛りだくさんだ。

タツヤはいつものメンバーで山頂まで来ていた。

タツヤ「はぁ〜山の空気はうまいなぁ〜!!」

タツヤはぐっと背伸びをしながら言った。

??「何バカなことやってんのよ!」

とタツヤに話し掛ける女子がいた。

タツヤ「バカとはないだろう!マユ!」

その子はタツヤの幼なじみの中澤真優だ。

??「またケンカか?」

そこにわって入ってきた男子がいた。

タツヤ「シュウ!だってこいつが〜!!」

同じくタツヤの幼なじみの山崎修。

??「タツヤがバカなのは昔からだよ!」

タツヤ「んだと!ハヤト!」

別の男子がやってきた。

タツヤとは年が一つ上で高校受験を控えている遠藤隼人。

シュウ「まあまあ・・・」

タツヤ「折角旅行に来たんだから楽しまないとな!」

ハヤト「それならもう少し行った所から富士山が見えるよ!」

タツヤ「マジかっ!」

マユ「なら行ってみましょう!」

4人は富士山が見えるという場所に向かった。



ー数分後ー

タツヤ「・・・何も見えねぇ〜ぞ!」

本来なら富士山が見える辺りには霞が掛かっていて全く見えない。

シュウ「天気は良いんだけど・・・」

ハヤト「・・・」

マユ「こういう時もあるわよ!」

4人は少し残念がっていた。

その時だった。

突然空が光った。

4人「うわっ!?」

そして空から4つの光の玉が4人の方に飛んできた。

彼らは何気なくそれを手に取った。

そして手の中の物を確認してみた。

タツヤ「なんだこれ?」

それは小さな電子機器のような物だった。

シュウ「ゲーム機ではないみたいだな・・・」

その次の瞬間だった。

その電子機器のような物が光り出したかと思うと彼らを空へと引きずり込んでいった。

4人「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」



ー???ー

??A「ーーヤ!ーツヤ!・・・タツヤ!」

タツヤ「はっ!?」

気がついたタツヤは目の前を見て驚いた。

タツヤ「何だ!?お前!」

??「何だはないだろう!オレはミサイモン!待ってたぜタツヤ!」

タツヤ「!?・・・ミサイモンて・・・あのミサイモンか?」

タツヤは驚きながら聞いた。

ミサイモン「そうだよ!待ってたぜ!タツヤ!」

ミサイモンと呼ばれたデジモンは嬉しそうにタツヤの周りを飛び回っていた。

タツヤ「そうだ!他のみんなは?」

ガサガサ!

突然すぐ脇の草の茂みが揺れ、何かが飛び出してきた。

??「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

タツヤ「!?」

しかしよく見るとそれはシュウだった。

タツヤ「シュウ?何やってんだ?」

シュウ「何って・・・」

??「アハハハハ!待てよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

その後から茶色の体をした水棲型デジモンが姿を現した。


プカモン
世代:幼年期
種族:レッサー型
種:ーー
必殺技:泡


ミサイモン「なんだプカモンじゃん!」

プカモン「オイラはプカモン!よろしくなシュウ!」

シュウ「よろしくなって・・・で、タツヤ!お前の頭の上に乗っかってんのは何だ?」

タツヤ「へ?」

タツヤはふと上を見るとミサイモンがタツヤの頭の上に乗っていた。

タツヤ「いつの間に!?」

ミサイモン「オレはさぁ〜飛んでないと墜落しちゃうんだ〜だから乗っけてよ!」

タツヤ「へいへい・・・」

??「なんだ?そこに居たのか?」

そこへハヤトが小鳥型デジモンを抱えて姿を現した。

シュウ「お前・・・何持ってんの?」

シュウはハヤトの姿を見て、ガクッときた。

ハヤト「いや気づいたらコイツがずっと付いて来るから・・・」

??「コイツとは失礼でちゅよ!私はポロモンでちゅ!」

ポロモン
世代:幼年期
種族:小鳥型
種:ーー
必殺技:ポロロブリーズ

??「なんだ!あなたたちこんな所にいたのね!」

タツヤ「おっ!マユ!これで全員だな!」

シュウ「って、お前も何抱えてるんだ?」

シュウはあきれた声で言った。

マユ「ああ!この子?私が気づいた時にそばにいたの♪可愛いでしょ♪」

マユの腕にはレッサー型デジモンが抱えられていた。

??「わたし、キャロモンです。よろしく!」

キャロモン
世代:幼年期
種族:レッサー型
種:ーー
必殺技:尻尾スイング

タツヤ「で、お前らに聞きたいんだが・・・ここどこだ?」

ミサイモン「ここはデジタルワールドだよ!!」

4人「デジタルワールド!?」

4人の声が重なった。

プカモン「そう!オイラ達デジモンが住んでいる世界だよ!!」

ポロモン「そのデジタルワールドのファイル島でしゅ!」

シュウ「なんで俺たち・・・こんなところに・・・」

すると突然奥の森が騒がしくなった。

タツヤ「な、何だ!?」

そして茂みから何かが飛び出してきた。

??「コカァァァァァァァ!!」

それはニワトリのような姿をしたデジモンだった。


コカトリモン
世代:成熟期
型(タイプ):巨鳥型
種:データ
必殺技:ペトラファイヤー


プカモン「あれはコカトリモンだよ!!」

ハヤト「あれもデジモンなのか?」

ポロモン「そうでしゅ!!」

コカトリモン「ペトラファイヤー!!」

タツヤ達に攻撃を仕掛けてきた。

タツヤ「うわぁ!?」

なんとか避けた。

キャロモン「でもいつもはこんな攻撃的では無いんだけど!」

マユ「でも現に攻撃してきてるでしょ〜!!」

ミサイモン「ここは俺たちに任せて!!ミサイルクラッシュ!!」

ミサイモンはスピードを上げコカトリモンに激突しに行った。

タツヤ「おっ!いけるのか!?」

が、コカトリモンのすぐ脇を通り過ぎていった。

タツヤ「何でだぁぁぁぁぁぁぁ!?」

タツヤは思いっきり叫んでいた。

コカトリモン「こか?」

コカトリモンの頭の上には?マークが浮かんでいた。

ミサイモン「ごめん・・・コントロールが無くて・・・」

タツヤ「意味ないじゃん!?」

じゃあやるなよ、とため息をついていた。

プカモン「全く・・・ダメだな〜ミサイモンは〜」

プカモンはそう言いつつコカトリモンに近づいていき泡を吹いた。

が、コカトリモンに当たるが全然効いていないようだ。

プカモン「やっぱ・・・幼年期じゃ無理かぁ〜アハハハハ・・・」

シュウ「いや笑っている場合じゃ無いからね!」

シュウがツッコミを入れた。

ポロモン「こうなったらみんなで攻撃するのでしゅ!!」

幼年期達は三人を守ろうとコカトリモンに突っ込んでいった。

コカトリモン「コカァァァァァァァ!!」

それを難なく自分の翼で弾いた。

4体「うわぁぁぁぁぁ!?」

4体のデジモン達は呆気なく吹っ飛んでいった。

タツヤ「お、おい!?お前ら無理すんなよ!!」

ハヤト「そうだ!力が違いすぎる!!」

マユ「もう無理よ!!」

シュウ「やめろ!!一旦に逃げるぞ!!」

四人は口々に言った。

しかし・・・

ミサイモン「何言ってんだ・・・ここでやらなきゃ・・・タツヤ達を守れねぇ〜じゃんかよ!」

プカモン「そうだよ!折角会えたのに!!」

ポロモン「私たちが守らず誰が守るのでしゅか?」

キャロモン「それでも私たちは諦めない!!」

四体「そう!みんながいるから!!戦えるんだぁぁぁぁぁぁ!!」

ピカーン!!

突然、四人のもつ電子機器のようなものが光り出した。

タツヤ「こ、これは・・・」

ミサイモン「不思議だ・・・」

プカモン「力がみなぎってくる!!」

ポロモン「今なら・・・」

キャロモン「負ける気がしない!!」

四体のデジモンに光が包み込んだ。

ミサイモン「ミサイモン進化ーーーーー」

ミサイモンデータが追加されていった。

??「コマンドラモン!!」

キャロモン「キャロモン進化ーーーーーー」

キャロモンにデータが追加されていった。

??「クダモン!!」

プカモン「プカモン進化ーーーーーー」

プカモンにデータが追加されていった。

??「ゴマモン!!」

ポロモン「ポロモン進化ーーーーーー」

ポロモンにデータが追加されていった。

??「ホークモン!!」

シュウ「し、進化した・・・」


コマンドラモン
世代:成長期
型(タイプ):サイボーグ型
種:ウィルス種
必殺技:M16アサシン


クダモン
世代:成長期
型(タイプ):聖獣型
種:ワクチン種
必殺技:弾丸旋風


ゴマモン
世代:成長期
型(タイプ):海獣型
種:ワクチン種
必殺技:マーチングフィッシーズ


ホークモン
世代:成長期
型(タイプ):鳥型
種:フリー
必殺技:フェザースラッシュ


コマンドラモン「よっしゃ〜!!派手に暴れるぜ!!M16アサシン!!」

コマンドラモンはアサルトライフルから弾丸を連射した。

コカトリモン「コカァァ!?」

タツヤ「よし!効いている!!」

クダモン「弾丸旋風!!」

クダモンは体を回転しつつコカトリモンにぶつかっていった。

コカトリモン「コカッ!?」

これもまたコカトリモンを怯ませた。

ホークモン「フェザースラッシュ!!」

ホークモンは頭の羽根飾りをブーメランにように飛ばした。

コカトリモン「コカッ!?」

ゴマモン「マーチングフィッシーズ!!」

ゴマモンは近くの海から飛び出してきた小魚たちをコカトリモンにぶつけていった。

コカトリモン「コカァァァァァ!!ペトラファイヤー!!」

コカトリモンは怒りだし、攻撃を仕掛けてきた。

ハヤト「みんな避けろ!!」

ハヤトの声に反応し上手い具合に避けた。

コマンドラモン「全員の必殺技で決めるぞ!!M16アサシン!!」

コマンドラモンがみんなに合図を出した。

クダモン「弾丸旋風!!」

ゴマモン「マーチングフィッシーズ!!」

ホークモン「フェザースラッシュ!!」

全員の必殺技がひとつになりコカトリモンに命中した。

コカトリモン「コカァァァァァァ!?」

すると突然コカトリモンの体からなにか黒いものが飛び出してきた。

タツヤ「何だ!?あれ!!」

空へと飛び出していくと静かに消滅した。

おとなしくなったコカトリモンは静かに森へと帰っていった。

タツヤ「ふぅ〜これで一段落だな!」

マユ「それにしても何で・・・進化したの?」

コマンドラモン「それはきっとタツヤ達を守りたい!って思いが強かったからじゃないかな?」

ハヤト「そうかもな・・・」

テテテテン♪テテテテン♪テテテテン♪

何かが鳴っている音が聞こえた。

辺りを見回してみるとノートパソコンが置いてあった。

どうやらそれが鳴っているようだった。

4人は近づいていった。

パソコンの画面には受信中と表示されていた。

『受信』と表示されている場所がクリック出来るようになっていた。

ハヤト「どうする?」

タツヤ「出てみようぜ!」

シュウ「相手が誰か分からないんだぞ!」

タツヤ「でもこのままジッとしているわけにもいかねぇ!もしかしたら何か知っている奴かもしれない!」

マユ「そうかもね!出てみる価値はありそうよ!」

ハヤト「そうだな・・・」

タツヤ「じゃ出るぜ・・・」

タツヤは受信をクリックした。

すると画面が変わり椅子に寄りかかっている何者かの後ろ姿が見えた。

??「初めまして・・・選ばれし子供たちよ!」

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