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†デジモン ハザード†
第19話 お前弱そうっスね♪
ーDSAS本部ー

タツヤはある少年を前にしていた。

その少年は髪は特徴的な金髪、腰には一本の刀が帯刀していた。

そして、その横には鎧を纏った黄色と言うよりはオレンジ色の体をした獣竜型デジモンがいた。

タツヤ「で・・・何でお前がここに居るんだ?」

どうやらタツヤの知り合いらしい。

??「いやぁ〜久しぶりっスね♪上っち!」

タツヤ「相変わらずよく読めない奴だな・・・リュウ!」

シュウ「タツヤ、こいつは誰だ?」

シュウが割って入ってきた。

タツヤ「ああ・・・こいつは・・・」

??「黄曽龍貴(きそりゅうき)っス!上っちと同じで剣道やってるっス!で、これがオレの相棒(パートナー)のリュウダモンっス!」

と鎧を纏ったデジモンを紹介した。

リュウダモン「よ、よろしく・・・」

リュウダモンは丁寧にお辞儀をした。

タツヤ「最初に戻るけど何でここに?」

リュウキ「確か〜オレのPCにあるメールが来たんスよ!」

タツヤ「メール?」

リュウキ「そうっス!内容は・・・『君の力が必要だ。助けてくれるならそのまま空メールで返信してくれ。』って感じっス!」

タツヤ「それで返信したのか?」

リュウキ「へんしん・・・?」

リュウキはその言葉に反応した。

リュウキ「はいっ!!」

タツヤ「それは返事!」

リュウキ「よしっ!これでバレないっスよ!」

タツヤ「それは変装!」

リュウキ「じゃ、これ?」

タツヤ「それは変格キー!」

リュウキ「じゃ・・・大変っス!河原で奇妙な遺体が!」

タツヤ「それは変死!じゃなくて返信だ!」

一同はその様子を見て引いていた。

リュウキ「・・・勿論、面白そうだったので躊躇なく送ったっス!」

タツヤ「そしたら?」

リュウキ「いきなりPCが光ったかと思ったら突然吸い込まれて・・・次に気がついたら草原に転がっていてリュウダモンが側にいたんス」

タツヤ「その刀は?」

とリュウキの腰に掛かっている刀を指差し聞いた。

リュウキ「一緒に転がっていたっス!上っちも持っているっスね?」

タツヤ「ああ・・・」

そのときだった・・・。

突然けたたましいサイレンが響き渡った。

全員「!?」

アナウンス『チップ平原ニテシャドーデジモンヲ確認!!タダチニ現場ニ急行セヨ!』

リュウキ「シャドーデジモン?」

タツヤ「とりあえず行くぞ!」

ハヤト「グランドロコモンの準備はOKだ!」

タツヤ「よしっ!行くぞ!!」

リュウキ「オレもついて行って良いっスか?」

シュウ「いや・・・いきなり言われてもな〜」

タツヤ「お前が強いのは知っている・・・好きにしろ!」

リュウキ「了解っス!」

DSASのメンバーとリュウキは直ちにグランドロコモンに乗り込んだ。



ーチップ平原ー

タツヤ「アレだな!!」

??「グオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

シュウ「かなり暴走してやがる!」



スカルバルキモン
世代:完全体
型(タイプ):アンデット型
種:データ種
必殺技:グレイブホーン




リュウキ「んじゃリュウダモン!やるっスよ!」

リュウダモン「了解!」

リュウキはデジヴァイスを取り出した。

リュウダモン「リュウダモン、進化ーーーーッ!!」

リュウダモンに新たなデータが加えられた。

??「ラプタードラモン!!」



ラプタードラモン
世代:成熟期
型(タイプ):サイボーグ型
種:ワクチン種
必殺技:アンブッシュクランチ



タツヤ「何だ・・・進化出来るのか!?」

リュウキ「アイツを甘く見てもらったら困るっスよ!」

タツヤ「こっちも進化だ!」

コマンドラモン「コマンドラモン、進化ーーーーッ!!」

コマンドラモンに新たなデータが加えられた。

??「シールズドラモン!!」

リュウキ「そっちも進化出来るんスか?」

シールズドラモン「ラプタードラモン!!一緒にやるぞ!」

ラプタードラモン「分かってる!!」

シールズドラモンとラプタードラモンは同時に飛び出した。

シュウ「か、完全に出遅れた・・・」

ゴマモン「シュウがぼさっとしてるからだよ!」

シュウ「何だと!?」

ゴマモン「合っているんだから良いだろう?」

シュウ「お前、おちょくってんのか?」

ゴマモン「何だよ?やんのか?」

シュウ「上等だ!!」

シュウとゴマモンはいきなりケンカを始めた。

ハヤト&マユ「やれやれ┓( ̄∇ ̄;)┏」

二人は呆れていた。

スカルバルキモン「グレイブホーン!!」

巨大な足で踏みつけようとした。

シールズドラモン「そう簡単に喰らうかよ!」

ラプタードラモン「遅い!!」

二体は軽々避けた。

シールズドラモン「デスビハインド!!」

シールズドラモンはナイフで一気に斬りつけた。

しかし・・・。

ガキンッ!!

シールズドラモン「か、硬い!?骨のくせに〜〜〜!!」

ラプタードラモン「ならオレが!!クラッシュチャージ!!」

クロンデジゾイドメタルの装甲を生かしスカルバルキモン目掛けて突撃した。

ガキンッ!!

ラプタードラモン「バ、バカな!?クロンデジゾイドメタルでもダメなのか!?」

ラプタードラモンの攻撃を呆気なくやり過ごすとスカルバルキモンは二体目掛けて尻尾であしらった。

シールズドラモン&ラプタードラモン「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

呆気なく吹っ飛ばされた。

タツヤ「シールズドラモン!?」

リュウキ「ラプタードラモン!?」

シールズドラモン「さ、さすがは完全体・・・」

タツヤ「なら・・・」

タツヤ&リュウキ「こっちも完全体だ!!」

二人の声が重なった。

タツヤ&リュウキ「へっ!?」

シールズドラモン「シールズドラモン、超、進化ーッ!!」

シールズドラモンに新たなデータが加えられていった。

??「タンクドラモン!!」

ラプタードラモン「ラプタードラモン、超、進化ッ!!」

ラプタードラモンに新たなデータが追加されていった。

??「グレイドモン!!」



グレイドモン
世代:完全体
型(タイプ):戦士型
種:ワクチン種
必殺技:グレイドスラッシュ



タンクドラモン「よしっ!反撃と行くか!!」

グレイドモン「終わりにする・・・」

二体のデジモンがスカルバルキモンに飛びかかろうとしたときだった。

闇のオーラが二体の前に飛び込んできた。

二人はそれにはじき飛ばされた。

タンクドラモン「かはっ!?」

グレイドモン「くっ!?」

全員「!?」

??「あまり手出しをして貰いたくないな・・・」

黒コートを身にまとった者が一人現れた。

タツヤ「ゾディカルか!?」

??「今日はお前と相手をしている時間がありそうだ・・・」

タツヤ「パイシーズモンか!?」

左胸にはあの魚座の紋章が刻まれていた。

パイシーズモン「だったら何だ?こいつにはもう少し頑張って貰わんとな・・・」

タツヤ「どういう意味だ!?」

パイシーズモン「次期分かるぜ・・・とっとと始めようぜ!」

タツヤ「あったり前だ!!タンクドラモン!!そっちは頼むぜ!!」

タンクドラモン「おう!」

リュウキ「それなら、オレもやるっスよ!!」

タツヤ「スキにしろ!!」

パイシーズモン「二人か・・・そっちは見ない顔だな・・・」

タツヤ「最初に言っておく!!オレはかーなーり強い!!」

タツヤは刀、黒炎刀を抜いた。

リュウキ「お前、弱そうっスね♪倒しても良いっスか?」

リュウキも刀、慚黄丸(ざんきまる)を抜いた。

パイシーズモン「やれるもんならやってみろ!」

リュウキ「上っちと共同戦線って初めてじゃないっスか?」

タツヤ「そうだな・・・」

パイシーズモン「何をゴチャゴチャ言っている!?こいよ!」

タツヤ「足を引っ張るなよ!」

リュウキ「そっちもっスよ!」

二人はパイシーズモン目掛けて同時に飛び出した。

タツヤ&リュウキ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

二人はこれもまた同時にパイシーズモン目掛けて刀を振り下ろした。

パイシーズモン「ふんっ!!」

ガキンッ!!

タツヤ「なっ!?」

パイシーズモンは二人の刀を両方とも自分の二本の刀で受け止めた。

リュウキ「二刀流使いっスか?」

タツヤ「この前と違うな・・・」

パイシーズモン「当たり前よ!この間は少し油断していたからな・・・」

タツヤ「へっ!そうこなくっちゃ♪」

パイシーズモン「今日は邪魔が入らなそうだからな・・・存分にやれるぜ・・・」

タツヤ「そうだな・・・」

パイシーズモン「クロススプラッシュ!!」

パイシーズモンは刀をクロスさせて、水の衝撃波を放った。

タツヤ「!?」

リュウキ「マジっスか!?」

二人はなんとか交わした。

スパーン!?

その後ろでタツヤたちがよけた衝撃波が木に当たり真っ二つに綺麗に斬れて倒れた。

リュウキ「水ってあんなに斬れたっスか!?」

タツヤ「あれがまともに喰らっていたら・・・」(ブルッ

タツヤは喰らっていたらの時を考えて身震いをした。

パイシーズモン「水ってのはな・・・スピードを加えると鋭利な刃物になるんだよ・・・」

タツヤ「解説ありがとさん・・・」

リュウキ「それじゃ本気と行くっスか!」

タツヤ&リュウキ「オレたちを甘く見んなよ!!」

二人は刀の先をパイシーズモンに向けた。

パイシーズモン「ほぉ〜」

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あきゅろす。
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