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†デジモン ハザード†
第17話 事件が解決したらお偉いさんに出さなければならない物がある!
ーデジタルワールドのとある島ー

パイシーズモン「成功だ・・・」

パイシーズモンの目の前には黒いオーラに包まれたデジモンがいた。

??「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

パイシーズモン「その憎しみ・・・これに注ぎ込め!」

パイシーズモンは何も模様のないスイッチを投げ渡した。

??「こ、これは・・・?」

パイシーズモン「さぁスイッチを押すんだ!そうすればさらなる進化が待っている!!」

プシュ!!

躊躇いもなく押した。

その途端今まで包んでいたオーラが一気に消えていった。

そして、そこには黒コートのデジモンが現れた。

左胸には牡牛座の紋章が刻まれていた・・・。



ーDSAS本部 長官室ー

アスタモン「これは〜なんでぇ〜い?」

アスタモンは紙を自分の机に放り出して目の前の人物に聞いた。

タツヤ「いや・・・何って・・・報告書ですけど・・・?」

タツヤは報告書を出したがだめ出しを喰らっているようだった。

アスタモン「んなもん分かるわ〜!!なに書いてんだ?って言ってんだよ〜」

タツヤ「普通のことだけど・・・?」

アスタモン「どこがだ〜?と〜にかく〜やり直し〜だ!!」

タツヤ「はぁ〜!?」

アスタモン「今すぐだ!3秒以内に直してこ〜い!じゃなければドタマぶち抜くぞ〜」

タツヤ「んな無茶な!」

アスタモン「はい、い〜ち!!」

バンッ

アスタモンは愛銃のオーロラサモンで撃った。

タツヤ「おわっ!?2と3は!?」

アスタモン「んなもん知らねぇ〜な〜男は1さえ覚えていればいいんだよ〜!!」

タツヤ「何それ!?」

アスタモン「いいから直して来いや〜!!ヘルファイヤー!!」

オーロラサモンで連射した。

タツヤ「どわぁ〜!?こんな狭い部屋で必殺技使うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

タツヤは急いで長官室を飛び出した。






ハヤト「どうした?すごい音がしたが・・・」

戻って来るとハヤトが聞いてきた。

タツヤ「い、いや・・・おやっさんが報告書を出せ言うから出したらやり直し喰らった」

ハヤト「真面目にやらないからだろ?」

タツヤ「真面目だぜ・・・ほら!」

タツヤはアスタモンに出した報告書をハヤトに見せた。

ハヤト「どれどれ・・・」

報告書『今回の切り裂きジャック事件はゾディカルによるものだった。犯人は蟹座。こちらは被疑者死亡。もう一人は死神連合協会のグリフ。痛めつけた結果、反省をしつつ協会の処分を待つ。』

ハヤト「・・・」

タツヤ「どうだ?」

ハヤト「・・・短い!!」

タツヤ「これ以上の長さを求めるな!」

ハヤト「じゃないとおやっさんも納得してくれないぜ!」

タツヤ「マジかよ0 (汗」

ピーンポーン!!

タツヤ「おっ!お客さんみたいだぜ・・・ハヤト、出てきて!」

ハヤト「何で!?」

タツヤ「決まってんだろう!オレは報告書の直しに忙しいからだ!(キリッ」

ハヤト「そこで言うか!?」

タツヤ「新聞勧誘なら足りてるって断っておけよ!」

ハヤトは渋々玄関まで出て行った。

ハヤト「はい?どちらさん?新聞なら足りてるから入らないよ!」

??「いや、新聞販売とかじゃないっスよ!!」

ハヤト「へっ?」

ハヤトの前には一人の少年が立っていた。




ー???ー

場所は変わりゾディカルの本拠地。

??「一人去り、また一人入る・・・」

謎のボスが一人、椅子に座って呟いていた

そこへリブラモンが入ってきた。

リブラモン「ボス・・・パイシーズモンが戻りました」

??「そうですか・・・こちらへ」

するとパイシーズモンが入ってきた。

一緒に別の黒コートも・・・。

パイシーズモン「成功です!!」

歓喜に満ちた声でそう告げた。

??「そうですか・・・」

謎のボスはパイシーズモンと一緒に入ってきた者に向き直った。

??「おめでとう!タウロスモン!今日からゾディカルの一員として頑張ってもらいますよ!」

タウロスモン「お任せを・・・しかし・・・まさか、最近世間を騒がしているシャドーにこんな仕組みがあったとは・・・」

パイシーズモン「確かにそう思うのが普通だ」

??「今は少し別のようで全員は居ないがそれ以外は全員居ますよ!」

タウロスモン「そうですか・・・ですが一人足りないのでは?」

??「ほう・・・」

タウロスモン「蟹座が見当たらないのですが・・・」

??B「それならこいつだぜ!」

と一人の人物が入ってきた。

??A「あなたがそれを持っているということは・・・しくじりましたか?」

??B「まあな・・・瀕死の状態だったぜ!」

そう言って謎のボスに蟹座のスイッチを投げ渡した。

タウロスモン「それは・・・オレが貰ったのと同じ・・・」

??B「何だ?新入りか?それなら教えてやるぜ・・・ゾディカルに失敗は許されない・・・だが、それはその時の状況によるがな・・・」

と、軽い忠告を言った。

タウロスモン「そうか・・・」

??A「それにしてもパイシーズモン・・・考えましたね・・・陽動ですか?」

パイシーズモン「ええ・・・奴らに事件に関わるなと言えば当然キャンサーの方に目を向けるのです・・・」

??A「そして、あちらに目を向けている間に・・・」

パイシーズモン「ゾディカルの資質を持った者を楽に探し出す・・・つまり、シャドーを楽に使う事ができました。そして、上手くタウロスモンがゾディカルに進化したのです・・・」

??A「まさか、彼らは裏があるとは思っていなかったでしょう?」

パイシーズモン「ええ・・・考えてみても同じゾディカルの一員が絡んでいるからとしか思わないでしょう・・・」

と、今回の事件の本当の目的を話したのだった。

??A「次も同じように?」

パイシーズモン「流石に何回もやれば奴らでも気づくと思います・・・次は別の方法で・・・」

??A「そうですか・・・では、早速タウロスモンにも働いてもらいましょうか・・・パイシーズモン・・・頼みますよ」

パイシーズモン「はい・・・」

??A「早く、12の使徒を見たいですね0 」

リブラモン「早くして見せますよ・・・」

??A「期待していますよリブラモン!パイシーズモン!」

リブラモン&パイシーズモン「はっ!」

??A「それと・・・ジョーカー・・・話が」

と、銀髪の少年ジョーカーに声を掛けた。

ジョーカー「何だ?」

??A「君にはここに行ってきてもらいたいのですが・・・」

と一枚の地図を出し、ある地点に指を差した。

ジョーカー「良いけど・・・また、進化の素質が見つかったのか?」

??A「いえ・・・それとは別の用ですよ・・・」

ジョーカー「了解・・・」

ジョーカーはそう言い残すと部屋から出て行った。

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