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短編
4


暴れる足をつかんで、片足は予備の紐でサイドに括り付け、もう片方の足は手で押さえ付けた。

完全に抵抗できなくしてから、今度は裏筋を重点的に責め始める。

「ひぁ゙ぁーっ!ぁ゙っ、もっ……ぁ゙ぁぁぁぁっ!」

動かない腰と足を強張らせて、歩は大量の白濁を跳ばした。普段あまり自分でやらないのか、その色は濃い。

そして達したにも関わらず、俺は責めるのを止めなかった。

「──ッ!ッ!ぁ゙っ、まだっ……ぁ゙ぁぁっ!」

さっきよりも歯ブラシを速く動かして自身を擦り上げる。
イッたばかりで敏感な所を責められて、歩はびくっ、びくっと身体を痙攣させた。

「ひぁ゙ぁっ、やめっ…!はるっ…はるきぃっ…!」

肩越しにちらりと歩の様子をうかがう。見開いた目からボロボロと涙を零して、口からは飲み込みきれない涎が溢れていた。

その表情に、身体がぞくりと疼く。

もっと啼かせたい。めちゃくちゃにして、壊してやりたい。

「まだ駄目。これはお仕置きなんだからね」
「ひ、ぎっ…!ぁ゙っ…───ッ!ッ!」

裏筋を歯ブラシでなぞりながら先端に爪を立てると、歩は声にならない悲鳴を上げて二回目の精を吐き出した。

そこでようやく歯ブラシのスイッチを切って、ペニスから離してやる。歩の放ったモノでペニスも歯ブラシもぐちゃぐちゃだった。

「あはは…ドロドロ」
「ぁ…ぁ……はる、き……」

歩は息も絶え絶えで、刺激が強すぎたのか身体はまだピクピクと痙攣している。

俺は携帯を開くと、歩の姿を撮影した。

「なっ、ぁ…!」
「こんな姿、彼女が見たらどう思うだろうね?」
「ッ…!」

撮った画像を見せてやると、歩は真っ青になって唇を震わせた。

「彼女に見せてあげようか。歩の恥ずかしい格好」
「や、やめっ…!頼むから…ッ、ぁ゙ぁぁーっ!」

必死に叫ぶ歩の言葉が言い終わらないうちに、また歯ブラシをペニスに押しあてた。

「いぁ゙ぁっ!も、ゆぅし…て…!」
「歩が俺のモノだって分かったら許してあげる。ああ、彼女のことは心配しないで?歩に近付く奴は俺が全部消してあげるから」
「そ、んなっ…!ぁ゙っ、はぁ゙ぁっ…!」
「ねぇ、歩……」

……俺から離れるなんて嘘だよね?

「ひぃ、ひっ…ぁ゙ぁぁぁぁっ!」

壊れたように泣き叫ぶ歩を責め続ける。

もう出すものが無くなって気絶してしまった後、ようやく彼を解放した。

「好きだよ……歩」

俺はそう呟くと、涙と涎でぐちゃぐちゃになり、ぐったりと目を閉じた歩にキスをした。


*END*

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