短編
オマケ1
*オマケ*
※もしも撮影で“生意気で我が儘な社長令息にお仕置きする腹黒執事”の設定を選んでいたら……。
〜執事リョウ×お坊ちゃんアキVer.〜
ドンッ
一瞬、何が起こったのか分からなかった。
いきなりベッドに突き飛ばされて、気が付けば視界には天井、背中には柔らかい感触。
呆然としていると、ベッドの軋む音がして、一人の男が覆い被さってきた。同時に腹が立つくらい端整な顔が近付いてくる。
屋敷お抱えの執事(役)のリョウだ。
ちなみに俺は大企業の社長の一人息子(高校生)っていう設定で、麗香さん自信作の制服(ブレザー)を着ている。俺、もう大学生なんだけどな……。
「なっ…にするんだよ!この、どけっ!」
「それは出来ない相談ですね、アキ様」
その低くて威圧的な声に身体が強張る。と同時に腰の辺りがぞくりと疼いた。
俺が固まっている隙に両腕を頭上に押さえ付けられて、制服から抜き取ったネクタイでキツく縛られてしまう。
「いっ…!」
「ほらほら、大人しくしないと余計に痛い思いをしますよ」
余った布の部分をベッドヘッドに結ばれて、さすがに焦った。これじゃ身動きが取れない。
「っ、外せよ!お前っ…執事のくせに、こんなことしてただで済むと思ってるのか!?」
「ふふ…そんな状態で凄まれても全然怖くないですよ」
必死に睨み付けても、リョウは余裕の笑みを浮かべたままだ。確かに両手を塞がれて腹の上に跨られた状態じゃ、何の抵抗もできない。
その間にもカッターシャツのボタンを外されて、俺はあっという間に上半身を晒すことになった。
「……さて、聞き分けのない子どもにはお仕置きをしないといけませんね」
リョウが俺を見てにっこりと笑う。いつもの柔らかいものとは違って、目が笑っていない。背筋がゾッとするような笑みだ。
「な、なに……ひっ!?」
怯えた俺の様子に口端を吊り上げて、リョウは露になった上半身に指を這わせ始めた。
「クスッ…綺麗な肌ですねぇ。滑らかで、乳首もピンク色で……」
「ッ、ぁっ!さ、さわるな…!」
長い指が乳首を捕らえてくりくりと転がす。そこはすぐに硬くなって、こそばゆいような、むず痒いような痺れが走った。
「ぁっ…ぁ、ゃぁっ…!」
「アキ様って敏感なんですね。乳首で感じるなんて女の子みたいだ」
「ち、ちがっ…んんっ!」
「我慢しなくても良いんですよ。もっと声を聞かせて下さい」
「ふっ、ぁっ…!やめろっ…この、変態っ…!」
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