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短編
8


「上の口が駄目なら下の口で奉仕しろ」
「ゃっ、ぁ…ゆるし、て…も……んぁっ!」

体液でドロドロになったバイブを引き抜かれて、ひくつく後ろを露にされる。と、そこに押しあてられる熱いモノ。

リョウは、俺のせいでイくことができず昂ぶったままの自身を後ろにねじ込んだ。

「はっ…ぁぁ…!」

バイブが入っていたとはいえそこは狭い。内壁を押し分けるように腰を進められて、その圧迫感に息が詰まった。

逃げようとする身体を押さえられて、一気に奥まで突き上げられる。

「っ、ぁ゙ぁぁっ!」

激しく腰を打ち付け先れて、目の前がガクガクと揺れる。端で奥を擦られるともう堪らなくて、大きく身体を震わせた。

「んぁぁっ!ぁっ、またっ…で、ちゃっ……ひぃっ!」
「主人を差し置いて何回イく気だ」

さっきイッたにも関わらず早くも限界を迎えそうになった自身を強く握られる。苦しくていやいやと頭を振っても、もちろん許されるはずがない。

「ゃぁっ…て、はなし…イかせ、てっ…!」
「俺がイッたらな」
「ひぁぁっ!ぁーっ!」

再び律動を開始されて押し寄せてくる快感に、もう気持ち良いのかさえも分からなくなる。泣きながら、リョウの身体にしがみ付いた。

「ぁぁっ!ご、しゅじっ…さ、まぁっ…!」
「くっ…」

抱き付いたことでさらに深く繋がって、反動で後ろを思い切り締め付けてしまう。
リョウが息を詰めた。直後、奥に注がれる熱いモノ。

「ぁ゙っ、───ッ!」

同時に自身から手を放されて、声にならない悲鳴を上げて達してしまう。塞き止められていた熱が一気に溢れ出して、俺とリョウの腹を濡らした。

「はぁ、は……ひぅっ!」
「どうした、俺はまだ満足してないぞ」
「なっ…ぁ、ウソ…っ!」

リョウの自身がまた大きくなって、再び硬度を取り戻していく。ナカでそれを感じて顔が青ざめた。

「ぁっ、も…ゆるして、くださっ……ぁぁぁっ!」
「俺を満足させるのがお前の役目だろう?」

ニヤリと意地悪く笑って、耳元であの甘く、擦れた声で囁かれる。

駄目だ、その声を聴くと……。

「ひぁぁっ…ぁっ、ぁぁ───っ!」

それから、イきすぎて精液が出なくなるまで何回も抱かれてしまった。

後で覚えてろよ……なんて、心の中で悪態を吐く余裕もなかった。


***


「いやぁお疲れ様ー。二人とも良かったよー」

撮影終了後、ベッドに近付いてきた小野村さんが爽やかな笑顔で言った。丸川さんもバスタオルを持ってきてくれる。

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あきゅろす。
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