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櫻井家の食卓
オマケ1
*オマケ*


「……文弥」

名前を呼んで、その柔らかい頬に手を伸ばす。

あと少しで唇と唇が触れる距離まで顔を近付けると、恥ずかしそうに目をそらされた。付き合ってもう一年以上経つのに、いまだに初々しい反応をする文弥が可愛い。

「翔…んっ……」

頬を撫でていた手を後頭部に回して、薄く開いた唇に自分のそれを重ねた。するりと舌を差し込んで、上顎をなぞったり舌を絡ませたりしてやる。

「んっ、んん…ふ、ぁ…ん……」

音を立てながら口内を激しく掻き回すと、文弥は背中に手を回してギュッとしがみついてきた。呼吸が上手くできなくて息が苦しいはずなのに、必死で俺に応えようとする姿が堪らなく愛おしい。

キスしたまま、文弥の身体をゆっくりとベッドに押し倒した。静かな室内にスプリングのきしむ音が響く。

しつこく口の中を愛撫して、最後に舌を吸ってからようやく唇を放すと、すでにトロンとしてしまった文弥の顔。頬を上気させて、潤んだ瞳で俺を見上げてくる。あー…ヤバい。

「はぁ、ぁ…ぅ……」
「かわいー」
「ぁっ…かけ、る……」

もう一度軽くキスをして、今度はその細い首筋に唇を寄せた。シャツの前をはだけさせながら、舌でゆっくりと肌をなぞっていく。時折ぴくりと反応する敏感な身体。

しばらく文弥はされるがままになっていたけど、俺が鎖骨の辺りを強く吸い上げるとびっくりしたように声を上げた。

「ぁっ…!だめだって…アト残したら、和兄達が……」
「あー……そっか」

過保護で文弥を溺愛している彼の兄弟達は、付き合っている俺のことを快く思っていない。だから今日みたいに文弥がこっそり俺の家に来ることが多くなる(俺が文弥の家に行ったら睨まれる)。
まぁ、その方がゆっくりイチャイチャできるから俺は良いけど。

文弥が申し訳なさそうに眉を下げた。

「ごめん……」
「いーって。いざとなったら二人で駆け落ちするし」
「っ、ばか…!」

笑って言うと顔を真っ赤にしてそっぽを向かれた。結構本気で言ったんだけどなぁ。

「それに、あの兄弟の気持ちも分かるよ。俺だってこんな可愛い弟いたら手放したくない」
「んっ…!」

ピンク色の乳首に触れると文弥がビクンと震えた。硬くなったそこを両手で弄ってやれば面白いくらいに身体を跳ねさせる。

「ぁっ、ぁぁっ…!」
「その上こんなにヤラシー身体してるし、そりゃ心配だよな」
「っ、それは翔が…!」
「ふーん?」
「ひぁっ!」

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あきゅろす。
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