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櫻井家の食卓
7


太股を撫でたり尻を揉んだりしている拓海の表情は分からないけど、その手つきはかなりいやらしい。このエロ親父かお前は!

(ていうかこの体勢物凄く恥ずかしい……!)

もじもじと足を動かしていると、両手で尻をつかまれて、左右にグッと広げられた。

「ッ!ちょっ……!」

硬く閉じた孔を外気に撫でられて、思わずキュッと締め付けてしまう。

「何だよ。期待でもしてんのか?」

そこに顔を近付けた拓海が嘲るように笑って、フッと息を吹き掛けた。

「ひぁっ!違っ…いい加減に放せよ!」

同じ体勢のまま振り返って怒鳴る。
けど拓海は何も言わずに目を細めると、自分の指をペロリと舐めた。まるで見せつけるかのように。

嫌な予感に身体を起こそうとした瞬間、

「い゙っ…!」

ツプン、と長い指が後孔に差し込まれた。濡れていないそこは指一本でもキツく感じる。ていうか痛い。

「痛っ!た、たくみっ……!」
「ナカに何も入れてねぇだろうな?」
「そ、んなわけ……!」
「どうだか。兄貴は淫乱だからな」
「なっ、ぁ…!」

何勝手なこと言ってるんだ!

逃げようとしても肩をがっちりと押さえられてるから動けない。指は狭い肉壁を押し分けてどんどん深くまで入ってくる。

やがて指がある一点を掠めた時、自分の口から甲高い声が上がった。

「ひぁぁっ!」
「あ?ほらな、ここに何かあるぜ?なーんてな」

拓海は意地悪く笑いながら、捜し当てたしこりをグリグリと押し潰してくる。

「ぁぁっ!それ違っ…やっ、やだぁっ…!」
「嘘付け。こんなにぎゅうぎゅう締め付けて離さないくせに、よっ」
「ぁ゙ぁぁっ!」

ゴリッと強く抉られて背中が大きく仰け反る。

「ぁっ、ぁ゙ぁっ!たく、みっ…やめっ…!」
「冗談、これからだろ?」

俺が必死に懇願しても拓海は止めてくれない。それどころか指を二本に増やして、人差し指と中指でしこりを挟んで弄り始めた。

「ぁ゙ぁーっ!ぁ゙っ、それだめっ…ひっ、んぅぅっ!」

目の前にに真っ白な火花が散る。喘ぎすぎて飲み込み切れない唾液が口から溢れて喉を伝っていく。
腕の力が抜けてソファーに突っ伏してしまい、腰だけを高く上げる体勢になった。
萎えていたはずの自身はいつの間にか勃ち上がって、責められるたびにビクビクと震えている。

「あー……限界」

不意に、後ろから熱っぽい声が聞こえたかと思うと指を引き抜かれた。次いでカチャカチャとベルトを外す音。

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あきゅろす。
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