櫻井家の食卓
オマケ2
「ていうか、勉強なら俺より和兄の方が……」
「何でアイツに教わらなきゃなんねぇんだよ。それじゃ意味ねぇだろうが」
和兄の名前を出すと、途端に拓海は不機嫌になる。ちょっ、耳元で話すなって!
ゾクゾクする感覚に身体を捩らせる。どう考えても拓海は俺の反応を面白がっていて……。
ペロッ。
「ひぁっ!?」
不意に、耳を舐められて変な声が出た。は、恥ずっ……!
拓海は俺の反応に気を良くしたのか、笑いながら耳を舐めたり甘噛みしたりする。
「兄貴って耳弱いよな」
「ひっ!ゃっ、やめっ…真面目に……!」
「やってるって。ほら解けた」
「っ、合ってる……」
腹の立つことに拓海は普段勉強しないだけで、本当は和兄みたいに頭が良いんだろう。ちょっと教えれば簡単に問題を解くことができる。というか俺のいる意味あるのか?
「ちょろいな」
「ゃっ!ちょっ……!」
拓海は鼻で笑うと両手をシャツの中へ忍ばせて、俺の胸を撫で回した。指先が突起に触れた瞬間、そこから何とも言えない甘い痺れが走る。
「ゃぁっ、はっ…た、拓海っ……!」
「ちゃんと出来たご褒美もらわねェと」
非難めいた声を上げても拓海は一向に止めてくれない。
やばっ…!反応してきた……!
「ぁっ、んんっ!ゃっ…放しっ……!」
「おっと。逃げんなよフミヤせんせー?」
暴れて拓海の腕から逃れようとすると、一層強く抱き締められた。
「一問正解したら一つご褒美貰うから」
低く艶のある声で囁かれる。
問題はまだかなりの量が残っていて、その数に俺は真っ青になった。
***
それから約一時間、散々耳や首を舐められ乳首を弄られて、問題もあと少しという頃にはもう意識が朦朧としていた。
頭の良い拓海が解き方さえ分かれば問題を間違うことはほとんどなくて、俺はずっと好きなように身体を遊ばれ続けている。
自身はとっくの昔に勃ち上がって、ズボンを痛いくらいに押し上げていた。でもそこには一切触れてもらえず、ずっと緩やかに愛撫されて熱は溜まる一方だ。
「はぁ、はぁ…ぁ、んん……」
「できたぜ」
「ふ、ぅ…ん、ぁ……」
「……………」
「あぅっ!痛っ…!」
「できたって言ってんだろ」
促すように乳首を強く引っ張られた。でも頭はもうボーッとして、答えが合ってるのかどうかも考えられない。
「オラ、合ってんの?」
「ゃ、ぁっ…もっ、むりっ…分かんな…い……!」
ぷっくりと腫れ上がった乳首をぐりぐりと両手で捏ねられて、いやいやと首を振る。これじゃどっちが勉強を教えてるんだか。
「は、感じ過ぎ。乳首だけでイけんじゃね?」
拓海が意地悪く笑って、赤く色付いた突起をピンと弾いた。
「ふぁぁっ!ぁっ、たくみっ……!」
「……っ」
ポロポロと涙を零しながら顔をそらせて拓海を見上げる。拓海が目を見開いて息を飲んだ。
「あー……エロい兄貴見てたら俺も勃ってきた」
「っ、はっ!?」
ごり、と尻に当たる固いモノ。驚いて振り返ると、熱の孕んだ瞳とぶつかった。
「我慢出来ね。ヤらせろ。つーかヤる」
「なぁっ!?ゃっ…ぁっ、ぁーっ!」
結局それが目的だったのかよ!……それからイき過ぎて気絶するまでヤられてしまった。
二度と拓海の家庭教師なんかするか。
*End*
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