櫻井家の食卓
4
居たたまれなくなって無意識に正座をして、両手を両膝の上で固く握った。和兄の視線が痛い……って、どこ見てるんだこの変態!
和兄は、恥ずかしさに縮こまっている俺のペニスを凝視していた。しかも無表情な上に黙って見つめてくるから余計に恐い。
一体何の羞恥プレイですかこれは。
恥ずかしさのあまり消えてしまいたくなったけど、いつまでも下半身丸出しではいられない。
手っ取り早く終わらせて……。
「……また間違い。お前、ちゃんと授業の内容理解してるのか?」
「っ、してるよ!でも理解するのと問題が解けるのは別!」
「ふっ、そんな格好で力説されてもな」
誰のせいだと思ってるんじゃー!
「両手を机について尻上げろ」
「な、何するんだよ……?」
「良いから早く」
恐る恐る言われた通りにする。
すると突然尻の穴に何か冷たくてトロリとしたモノを垂らされて身体が跳ねた。
「ひっ!なっ、なに……!?」
「動くな。ただのローションだ」
「ぁ…き、気持ち悪い……!」
トロトロの液体上のものを穴の周りに塗りたくられて、ぞわぞわとした感覚が這い上がってくる。
「……こんなもんか。続けて良いぞ」
そんなこと言われても、後ろがぬるぬるするから気になって全然集中できない。
けど、天はまだ俺を見放していなかったみたいだ。
必死になって問題を解くと、偶然なのか実力なのか分からないけど初めて正解した。やればできるじゃん俺!
俺は本気で嬉んだけど、和兄は面白くなさそうに、
「チッ……じゃあ次」
おい、舌打ち聞こえてるぞ。
***
この調子で最後まで、と意気込んだけど、やっぱり正解はまぐれだったみたいだ。
「不正解だな」
満足そうに笑う和兄。いやいや、間違えて喜ぶとかおかしいだろ!
また尻を上げさせられて、ローションでひくつく後孔に和兄の指が入ってきた。
「っ、ぅ……!」
「おい、力抜け」
和兄が軽く尻を叩きながら長い指を侵入させてくるけど、俺は異物感に身を固くする一方だ。
「仕方ないな」
和兄はため息をつくと、狭い肉壁を掻き分けていきなり前立腺を押し上げた。
「あ゙っ!ひぁぁっ!」
思わず和兄の手をつかみそうになったけど、堪えて机の上に置いた手をキツく握った。
(我慢、しないとっ……!)
和兄は指を二本に増やして、見つけたそこを重点的に責め始める。
「ぁ゙っ、ぁぁっ!そこっ、やぁっ…!」
突き上げられるたびに身体が大きく跳ねてしまう。
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