短編集・読み切り
◆
「あっ…もう早くしろ、バカっ」
「わかったってば…」
思い通りの反応をしてやるのは悔しかっ
たけれど、このまま帰るなんて出来るわけ
もなくて島崎の後頭部を股間にグイグイと
押し付ける。
島崎はそんなオレを宥めながら先端にキ
スして、今度こそゆっくりと深くまでオレ
のチ●ポを咥えこんだ。
「ぁっ…」
生温かい口内の粘膜がチ●ポをゆっくり
と包み込む。
拙いながらも先程まで刺激していた場所
は覚えているのか、口に含んだまま舌で擦
る。
その度に膝が小刻みに震えて島崎の頭を
股で挟み込んだ。
生温かい口内にすっかり包まれて裏筋を
撫でられるのも堪らない。
股で島崎の頭を抱え込むようにして腰を
少しだけ揺すると、島崎はすっかり唾液ま
みられになったオレのチ●ポを離した。
「これじゃ、しにくいよ。
机の上に横になって」
島崎が隣の机を引き寄せたから、2つ並
べた机の幅は縦に使えばスペースは確保で
きている。
仕方なく体の向きを変えてその上に寝転
がると、オレの正面に島崎は移動してきて
今度はオレが促す前にチ●ポを呑み込んだ。
島崎の唾液に濡れながら屹立するチ●ポ
はテラテラと光りながら淫猥に揺れ、再び
生温かい口内に包まれて震える吐息が溢れ
る。
膝で島崎の頭を抱え込む代わりに股を開
いて股間に顔を埋めている島崎の髪に指を
潜らせるとやんわりと押しつけるようにし
ながら腰を揺らして続きをせがんだ。
それに応えるように島崎の掌が玉袋に伸
びて揉み始め、同時にチ●ポの裏側を舐め
上げる。
ゾクゾクとした快感が背中を撫で、欲望
を吐き出してしまいたい下半身がもっと強
い刺激が欲しいと訴えて揺れた。
「島崎っ、もう、あっ、吸って…っ」
島崎が擦って扱いてくれたなら、それだ
けでもう放ってしまえる。
イキたくて揺れるチ●ポの先を島崎の口
の粘膜に擦りつけて強請った、
「ひもひひひ(気持ちいい)?」
「咥えたまま喋んな…っ」
そんなことわざわざ聞かなくたって勃●
チ●ポをしゃぶっているのだから分かるだ
ろう。
無駄口叩くなと軽く喉の奥を突いてやる
と一瞬苦しそうに顔を歪めた島崎は、それ
以上の問いはせずに唾液と一緒に啜り上げ
ながら竿を扱き始めた。
「あっ、あぁっ」
イかせる為の直接的な刺激はダイレクト
に腰に落ちて熱を燻らせていたチ●ポは解
放の時を待ちわびて島崎の口内の粘膜を擦
る。
さわさわと内腿を撫でる島崎の手にも快
感を増長されながら、自慰とは違う感覚に
体はあっけなく追い立てられていく。
もう余計なことは頭から消えて、裏筋を
擦りながら扱く島崎の手に呼応するように
腰を揺らし、唾液と共に吸い上げる唇に全
てを委ねた。
「あっ、イクっ、イクッ…!!」
突き上げたい衝動に腰が動き、島崎の喉
の方へと先端が向かう。
間もなく島崎の粘膜に包まれて精●が迸
った。
「んっ…」
一度では吐き出しきれなかった分を、動
きを止めていた島崎の手に自分の手を重ね
て扱きながら吐き出す。
それを綺麗に放ってしまってから、ぐっ
たりと体を机の上に投げ出した。
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