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短編集・読み切り



「ヘヘッ、イイ顔でヨがってんじゃねーか」

「おい、見ろよ。

 コイツのチ●ポ、ビンビンだぜ」

「よっぽど好き者なんだろ。

 たまにいるじゃねーか、こういうプレイ

 じゃないとイけない奴」

「あッ、あぁッ!

 深いぃっ…!!」


【これは魔法のマジックペンだ。

 このペンで書き込まれた者は

 書かれた通りになる】


「しっかしヒデェなぁ。

 あれどんだけ突っ込まれてんだ?」 

「さぁ…?

 俺が試しに突っ込んでみてから…もう5

 人は相手してると思うけど」

「ゲッ。お前アレ試したの?

 中出しされたの溢れてんじゃん」

「俺が突っ込んだ時はまだマシだったんだ

 よ。

 せっかく突っ込んでほしいって変態がい

 るんだからさ、突っ込んでやらないと可

 哀相だろ?」

「ハハッ…で、どうだったんだよ?

 あの変態のケツ穴の具合は」

「うーん、まぁまぁかな。

 もう濡れてたから余計な手間は省けたし、

 乱交してる割にはよく締まったかも」


【マジックペンの効力は24時間。

 ただし重ねて上から書く度に

 さらに24時間延長される】


「オラもっと締めろよ、変態!

 イケねぇだろうが!」


 パンッ!


「ひッ!

 ごめんなさい。ごめんなさいっ」

「おッ、締まるじゃねーか。

 締められないようならもっと叩いてやろ

 うかっ?」


 パンッ!パンッ!パンッ!


「あっ、ごめんなさっ、ごめんなさいっ!」

「うッ…おぉ…。…ふぅ。

 やればできんじゃねーか」


【マジックペンの効力を消滅させたいなら

 書いた者の精で

 書かれた者を汚してやればいい。

 前でも、後ろでも…

 どこでも好きなところを】


「面白そうだからずっと見てるんだけど、

 あの変態ってずっとおっ立ててるくせに

 一度もイッてねぇんだよな」

「え、変態なのに?

 突っ込まれてイけなかったら何の為にマ

 ワされてんだろ」

「さぁ?

 でもケツに“中出し専用”って本人じゃ

 書けないだろうから、ご主人様でもいる

 んじゃないか?」

「そのご主人様に突っ込んでもらわなきゃ

 イケませんって?

 ハハッ、調教が徹底してんなぁ、あの変

 態奴隷さんは」


【お前が生き続ける限りペンのインクが

 途絶えることはないだろう。

 だが溜まり続けるインクが溢れた時には

 お前に死が訪れる。

 穏やかに死ねるとは思わないことだ】


「あーあ、ドロドロじゃん。

 これじゃ今夜はもう終いかな」

「はぁっ、はぁっ…待って。

 待って、ください」


 ジャー…ジャバジャバ…


「…ハハッ。

 アンタ、ホントに好き者なんだな。

 もうだいぶマワされてんだろうに、わざ

 わざ洗ってまで突っ込んで欲しいんだ?」

「“彼”が少しでも満足してくれるなら、

 それで…」


【それでもお前は

 このマジックペンを欲するか?】




Magic Marker






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あきゅろす。
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