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短編集・読み切り



「イキたっ…ん、ぁッ。

 イかせて、くださいっ。

 ガンガン突いて、私のいやらしい変態チ

 ンコをイかせてくださいッ」


 建前などどうでもいいから、早く楽にな

りたかった。

 1秒でも早く快楽に溺れて外聞など気に

せず連続アクメを味わいたかった。

 正気であれば眩暈すら覚えそうな貪欲な

願いを今は咎める声もない。

 ただ彼の許しだけが必要だった。


「じゃあ自分で擦ってその淫乱な変態チン

 コをイカせてみなよ。

 まだ突っ込まれたままじゃ上手く出せな

 いんデショ?」


 連続アクメさえ得られれば吐精など自分

の中ではそれほど価値はない。

 それでも彼がそう望むのなら選択肢など

あってないようなものだ。

 言われた通り手を伸ばして手探りで触れ

ると根元を絞ったままの彼の手に触れる。

 すると彼の指が一度離れて私の掌を促し

て上から覆いかぶせるように先端を包みこ

ませた。


 ぬるっ


「あッ」


 驚きとダイレクトな刺激で喉が震える。

 見えないままでもどれほど自分の性器が

上向いて自ら零したもので濡れているか知

れて羞恥を炙られる。

 体の奥を暴かれ、貫かれて揺さぶられな

がら嬌声に喉を震わせ、彼の性器を咥えて

腰を揺する様は彼の目にどれだけ淫猥に映

っただろう。

 それを想像するだけで胸を焦がす羞恥心

が下半身に落ちて、触れている先端から新

しい雫を滲ませた。

 掌で撫で回すだけでぬちゃぬちゃと聞く

に耐えない音が響き、キュウキュウと埋ま

ったままの彼を締め付ける。


「んッ、はぁ、あぁっ」


 それからはもう彼の手に促されるまでも

なかった。

 反り返った高ぶりを自ら零したもので濡

れる掌でひたすらに扱く。

 ダイレクトな刺激が腰に落ち、ビクビク

と太腿が痙攣する度に彼の根元を締めつけ

た。

 彼が腰の動きを止めたままでは切なくて

自ら腰を前後させながらイイ所に当たるよ

うに角度を調整して彼のモノで突く。

 自ら腰を振って弱い場所を彼のモノが擦

る度に扱く掌にじわりと滲んだ雫が落ちて

さらに滑りをよくする。

 前も後ろも気持ち良くて、頭がおかしく

なりそうだった。


「…エロすぎでしょ、センセ。

 そんなに気持ちイイ?

 ギュウギュウ締まるんだけど」

「気持ち、イイッ。

 あッ、もう、突いてッ。

 奥いっぱいっ、はぁはぁっ、突いてっ」


 腰を揺すりながらガクガクと頷いて、深

くゆっくりとしたストロークで彼に懇願す

る。

 グッと彼の手が腰を掴んだと思った時に

はもう一打目を打ちこまれていた。


「はぁっはぁっ、あぁッ!」


 強烈な快楽に眩暈を感じながらリズムを

合わせて腰を揺するとより深くまで彼の雄

が肉壁を抉ってくる。

 自分のモノをひたすらに扱きながら開き

っぱなしの口の端から唾液が零れる。

 でもそんな些細なことは気にもならない

くらい未知の快楽に溺れた。





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あきゅろす。
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