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悪魔も喘ぐ夜
*


 しかしやはり異物が入っているという慣

れない感覚に腰を揺すっていると、クロー

ドの指先がそのまま探るように体の奥を擦

り始めた。

  自身を擦られながら、弱いポイントを

指先が撫でると思わず腰が跳ねて体の奥に

埋まる指を締め付けてしまった。

 すると慣れたようにそこを繰り返し指先

が擦る。


「ここ?ここがええの?」

「あッ、あッ、そこばっかりやだぁッ…」


 ビクビクと腰が震え、イッてしまうので

はないかと思ったけれどそうはならなかっ

た。

 クロードの指がそそり立つものの根元を

キュッと締め付けて阻んでいる。


「も、イクッ!

 離してっ、指、離してッ…!」


 弱いポイントを集中的に擦られてたまら

ず鈴口をパクパクとさせるがそこからは先

走りしか出てこない。

 唾液のもたらす熱が下半身を支配してい

るというのにせき止められたままでは辛い

ばかりで、身も蓋もなく懇願しながらシー

ツがグシャグシャになるほど握りしめた。

 受け止めきれない快楽が涙になって零れ

落ちる。


「お願いっ、お願いだからぁッ!」


 弱いポイントを擦り上げられながらガク

ガクと腰が震える。

 体温で溶けてきたのかローションの異物

感が薄れそこからグチュグチュと濡れた音

が響き始め、指の圧迫感が増したと思った

らようやく指が抜かれた。





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