[携帯モード] [URL送信]

悪魔も喘ぐ夜
*


 それをいいことに兄貴や麗が好き勝手す

るのも事実で…すっかり感じやすくなって

しまった体に俺の方が戸惑う。


 母さんはフェロメニアの香りには中毒性

があると言ったけど、その逆はないのかと

いう疑問が最近よく頭をかすめる。


 …どうしよう。

 俺の方が離れられなくなったら…。


 フェロメニアと淫魔が互いに狂わせ合う

存在だと言われた理由を体で理解し始めて

いる。

 二人を相手にしすぎて最近自分の手で慰

めることはなくなったけど…もし自分でし

て、イケなかったら…そう思うと怖くて余

計にできない。

 淫魔の体液がなければ、あるいは体の奥

を貫かれなければイケなくなっていたら…

本当に離れられないのは俺の方だという逃

げ場のない状況に追い込まれてしまう。





[*前][次#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!