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悪魔も喘ぐ夜
*


「おやすみ、駆」

「おやすみ」


 麗と同じようにダイニングへおりていく

…と思ったら、ふと立ち止まってこちらを

振り返った。


「ねぇ。もしかして…何か甘い香りのする

 もの、誰かにもらった?」

「甘い香り?ううん。もらってない」

「そう…。変ね。気のせいかしら…」

 首をかしげながらも母さんはダイニング

におりていった。


 いきなりなんだったんだろう…。

 そんなことを考えながら再び思考は沈ん

でいった。





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あきゅろす。
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