８猫伝説
【番外編】飼い猫に手を噛まれる
すみません。また番外編ですが、今度は“2代目クロ”の話です。
クロは母がやたら可愛がっていた猫です。
ある日どこからともなくふらりとやってきた猫ですが最初は警戒心が強く、今居る8匹のように去勢できなかったので外にボス争いに出向いては１ヶ月以上はざらに帰ってこない…そういうコでした。
あるときずっと帰ってこなくてやっと帰ってきたと思ったらやたらボロボロ。よだれは垂れてるし、肌に黄疸が出ていて（腎臓が弱ってるらしい）、おなかを壊したりして獣医さんに診てもらったら「元々色々と持病があるようだから長くないかも…」と言われました。
それを聞いた母はクロを家の中で飼い、ときに犬のようにリードを付け家の敷地内を散歩させることにしました。
しかし敷地内には8にゃんとその親も居たしその頃は野良猫も入ってきていたのでのんびり散歩なんてできるわけがありませんでした。
あるとき何かの物音に驚いたクロは、母の手に飛び掛かったのです…！！
母は悲鳴をあげながらも、クロがどこかに行ってしまうことを恐れ、リードを放さずさらに噛み付かれ引っ掛かれながらもクロを抱き上げて家に入れました。
負傷はひどく弟に病院に連れて行ってもらい何針も縫いました。
もうクロを放せば？と私と弟とで（手当てした医者も）言ったのですが、母は我が子のようにクロを大切にし、毎日活きの良い魚をクロにだけ焼いて与えて（私たちの分は…(ToT)）クロも幸せそうにしていました。
…が、また、今度は家の中で。私の目の前で。
今でもあの惨状は目に焼き付いていて忘れられません(>_<;)
ホント去勢してないオスをあんな風に飼うなんて反対です。獣医さんの中で暴れ回ったこともあるしっ。とんでもない強烈な猫でした。
あれから2年…。
母は縫った傷跡が消えていくのを悲しんでいます。
（変態？！(>_<;)）
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