僕と君の恋愛日記♪
[2]



「ルルーシュぅ、今日もあそこ行くよね?お天気もいいし!!」



歩きながらスザクは楽しそうにルルーシュに話しかける。
ルルーシュはというと前を向いたまま興味無さそうに彼の話に相槌をうつ。
これも二人の基本スタイルだ。



放課後、クラブハウスの裏庭で本を読んだりして過ごすのが僕とルルーシュの日課なんだ。
特に会話とかは無いけど、僕達に会話なんて必要ない!

一緒にいるだけで安らいで、すごくリラックス出来るんだもん♪


ルルーシュもきっとそうで、たまに本を持ちながらうたた寝なんかしちゃう☆




あっほらっ!!
今も!



所定の場所に腰を下ろし、本を読みだしたルルーシュは間も無く気持ち良さそうな寝息をたて始める。



スー… スー…



今日は疲れてたのかな?



ルルーシュは仕事早くて面倒見もいいから皆に頼りにされてる。
シッカリさんで、僕の自慢なんだ♪




じぃぃーーーーー



ルルーシュ……
睫毛長いなぁ…
きっとクラスの女の子達よりも長いよ?

髪の毛、いい匂いする…

シャンプー何使ってるんだろう…



色白い……



「……んっ……んんっ……」



微かにルルーシュの桜色の唇が動く…


くっ唇柔らかそう…







ドキドキっ……ドキドキっ……






チュっ


眠っていたルルーシュの唇に引き寄せられるようにやんわりと軽いキスを施す。



パチっ




スザクがルルーシュの唇に触れた瞬間ルルーシュの瞼が目が零れ落ちるんじゃないかと心配になるくらいに見開かれた。


「おっ……お前っ……」


ルルーシュのドスのきいた声が静寂を切り裂く。



スザクは一人 えっ? っという顔で固まっていて、ルルーシュの唇をもう一度眺める。


途端我にかえり



「〇▲★×¥°<′●◇%&§o(≧∇≦o)℃◎∈〓″″(o≧∇≦)o/////////////!!!!!――――――」



この世のものとは思えない奇声を上げていた。


「よくも………よくも…」

わなわなと肩を震わせるルルーシュにスザクは泣きそうな顔で応える。



「うぅ………ちがっ…僕は…その……」



シドロモドロ



「ファーストキスだったのにぃ!!!!!!!!!;;」




乙女かぁ↑↑↑い♪





「お前なんか死んでしまえっ!!!!!…うぅ…」




ルルーシュは泣きながら走り去って行く。



「ルルーシュぅぅぅ!!!!!!;;」





うぅっ……うぅうっ…


僕のバカっ……
死ねばいいのに…
なんで…あんなことしたんだろう……



ルルーシュに嫌われたら…僕っ……僕っ……





生きていけないよぉぉうゥぅゥ;;,,




嘆いても時既に遅し。
ルルーシュの姿は遥か彼方に消えていったのだった。









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あきゅろす。
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