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9
「じゃ……じゃあ、明日、みんなに挨拶しよう!!住む家も……ここで良いしさ!!」
「ありがとうございます。ここでのしきたりに倣います。あの……お名前は?」
「あっ……俺はユラ。この家の長男さ」
「私はエルシー。よろしくね」
「こちらこそ……。ま……また明日呼びにくるから!!」
そう言ってユラは、出ていった。
その扉をじっと見つめた。
私が明日、あの扉を出たら――。
明日から、私は文化の民。
魔術なんて使えないの――。
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