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「本当に申し訳ないねぇ……」
「いえ、助けて頂いたんですから」

私は上半身を起こし、ローザさんを見て微笑んだ。

――なのに、目から雫が零れた。

雫が通った皮膚が、スーっと冷たくなる。

ローザさんは、私の頭を抱きしめた。


「この村は――呪われた民が、絶対に来ないから安全だし……あんたの仲間が……ここに辿り着くまでこの村に住みな――」


私は、この言葉に絶望感を抱いた――。
ローザさんは、呪われた民は来ないよって安心させたかったんだろうけど……雫が涙に変わった。

皆がここに来るのは不可能って事――?



「大丈夫。あんたの仲間は、きっと――探してあげる」


私の頭を、自分の肩にあてながら、ローザさんは言った。


私の仲間は――見つかっても、入って来れない。


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あきゅろす。
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