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リズは頬を膨らませた。

「みんなそう言う〜」
「ジンに聞けば?」
「ジンはね、顔真っ赤にして、何話してるか分かんなかったの」

ジンらしい。

「そろそろ戻ろうか」

笑いながら手を繋いで歩こうとした。


――私達の後ろに誰かいる!!


もしかして、さっきの村の人が――!?


私は、杖を取り出して、マントでリズと杖を隠しながら、シルシを書いた。
リズがびっくりしてるけど、状況説明よりも、リズと私の命が大切。


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