ギャグ小説 7時10分 女と歩いて学校……ってのはきついよなぁ〜。 そうおもいながらも、女と登校している。 「なあ、赤衣 幸。」 「あっ……。はっ、はい!!??」 名前を言われた女がこっちを向く。 そう、こいつの名前は赤衣幸(あかい ゆき)、俺にいっつも付きまとう女。 本心は全くわからない。 とにかく、鈍く無表情だがなぜだか男子にもてるという…。 (俺はこいつのどこがいいのか全然わからんが……) 「あっ……あのぅ。聞きたいことはなんですか………?」 「あっ!?あー、そうだった…。 そういやさー、お前すごーく俺につきまとってるけど……。何で??」 「へっぇ!!??いっ……いや、そのーー」 付きまとってる理由は結局言えず……か。 「ま。べつにいいんだけどー。 あっちにいる人達はよくないんじゃ…?」 信号先にいる大勢の塊を指差す。 そこには…………。 「赤衣ちゃーーーん!!!!!」 「大好きだーーーー!!!」 と、頭にハチマキつけて大勢いる男子がいた。 「ひいっ!!」 赤衣は驚き、俺の後ろに隠れた。 「…………違うところから行くか。」 俺は信号を渡るのをやめて、遠回りをすることにした。 もどるか?行くか! [戻る] |