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推理小説
ゲーム
「さあ、ゲームの始まりだ!!」
「「!!??」」
ゲームボードの上には、知らない人が次々に出てきた。
(俺はここにずっと立ちっぱなしだったが)
そして、あたりを見渡すと、10人ばかりの個性あふれる人たちがいた。
俺みたいな学生やどこか見覚えのある女性アイドル、
気の弱そうな青年、見た目が明るそうな少女、幼さが残る男子・女子、不良、まじめそうな女性・・・など。
とにかく、知らない人ばかりでゲームボードの上はあふれたいた。
「あ・・・、あの・・・」
少しの間を気の弱そうな青年が問う。
「げ・・・ゲームが始まるって・・・どういうことですか・・・?」
くくく・・・とスクリーンに映る俺たちを連れてきた男が笑う。
「今にわかるさ・・・」
男が妙な顔をし、指をパチンと鳴らす。

次の瞬間、
目の前にあった光景がずれた・・・

目を開けると、隣に幼い少女がいた。
さっき、10人いたうちの1人だ。
上を見上げると、木がある。大木だ。
どうやらここは、森の中らしい。
俺は、とにかく隣にいる幼女を起こす。
「おい!目を開けろ!」
ユサユサ・・・
「ぅ・・・・うん・・・。」
「・・・目が覚めたか?」
「!!わ。わぁ!!!!??」
どんっ!
「おおおっ!!??」
ドテッ
俺は幼女から勢いよく手で押された。
・・・起きあげさせたの、俺なのに・・・。
「あ・・・。ご、ごめんなさい!」
「・・・あ、いや、うん。」
よっこら、と俺は起き上がる。
「にしても・・・。
ほかのやつらは・・・?」
「・・・。」
その時、大きなスピーカ音で聞こえなれた声が聞こえた。
「諸君、起きたかね?
今、君たちは2人1組で1つのフィールドにいる。
1組目は、赤崎真と小泉なほで森に。
2組目は、桜井桃と江嶋薫で川に。
3組目は、華乃博と加納エイコで村に。
4組目は、八幡叫 と雰璃マコで学校に。
5組目は、上原玲と藤豊で町に。
という設定にしている。
そこで、君たちには2人1組でそこのフィールドで起こる事件・七不思議を調べ上げ、解決し、
全員で集まり1つの答えを見つけ出してもらいたい。
では、検討を祈る。」
プツン
スクリーンの映像がなくなり、声も途切れた。
「・・・・・・さあ、これからどうすればいいと思う?小泉なほ・・・だっけ。」
「あ、なほでいいよ。赤崎真。」
「・・・なほ。赤崎でいいよ。
じゃあ」
「「「「「「「「活動開始するよ!!」」」」」」」


もどる?*

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あきゅろす。
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