推理小説
午前11時50分
夜遅く、一人の男がデカい時計台を見上げ何かを待っているようにしてじっと時計台を見つめていた。
「あと、10分……」
一人ごとのように時間をカウントダウンしていく。
「5………、4………」
チクタクチクタクッ………
「3………………」
チクタクチクタクチクタクッ………
男がカウントダウンしていくうちに、時計が時を刻む音まで大きくなってくる。
「2………………」
チクタクチクタクチクタクチクタクッ……
「1…………………」
チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクッ……………
「0」
ゴオーーーーーーーン!!!!!
ゴオーーーーーーーン!!!!
ゴオーーーーーーーン!!!!!
時計台の金の音がうるさく鳴り響く!!!
そのとき。
10人の者が一斉に眠りから起きた。
「「「「「「「「「「うるさいなぁー」」」」」」」」」」
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