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1000hit記念小説
A
「俺は…何もないレプリカです」

いつもとは違うルークの言葉に、ピオニーは黙った

「ティアのような譜歌も、ガイのような剣術も、ジェイドのような頭脳も、アニスのような戦闘力も、ナタリアのような治癒術も、アッシュのような知識や知恵もない」

超振動だって、完璧に制御出来ない
自分が生まれた意味は、何なのだろうか

「こんな役立たない俺なんか、いつか、必ず飽きられる―――――」

涙ぐむルークをピオニーはその口を塞いだ
初めての口付けだった

涙が、止まる

「ルークは何もないわけがない。何もない奴とジェイドがいつまでも行動を共にするはずがねーからな」

確かに、ジェイドならばっさりと切り捨てそうだ

「あいつらだって、何もない人形を連れ歩いてるんじゃねーだろ。大切な仲間と旅をしてる。俺はそう見えたがな」

ルークの頭を優しく撫でてくれる
温かい手が、心地よかった

「自信がなくて、罪を背負って…何でもやりすぎなルークを俺は好きになったんだ」
「陛下…」

ガクッ、とピオニーは崩れる

「そこは、名で呼べ」

近づいてくる顔を、見つめた

これだけはちゃんと確認しておきたい

「ピオニー…本当に俺でいいの?」
「当たり前だろ」

ルークは目をつぶって、口唇を重ねた






「ああぁ…っ!」

長い前戯の後、ピオニーの膨張した昂ぶりが胎内を暴れる

「イイのか、これが?」

当てられた前立腺をグイグイ押され、ルークの躯が仰け反る

「あぁ…っ!だめ…ぇ!」
「だめ?イイ、だろ?ほら、ここも」

内壁をピストンしながら、ルークの欲が流れている陰茎の先端をグリグリ押された
ピオニーの手を白濁で汚してしまう

「次々出てくるぞ?何回後ろでイクか、試してみるか?」
「やぁっ、無理ぃ…!」

何度達したかは分からない。気持ちよくて何も考えられない

シーツをぎゅっと握り締めて、ピオニーの律動に耐える

「ひぁ…ぁんっ!ピオニー…ぃ!好き…っ、好きぃ!」

ピオニーの動きが、少し止まった
だが、直ぐに再開する

「ぁああ…んっ!好き…っ、ぁんっ!」
「ルーク…、俺も愛してる。永遠に愛してるぜ」

繋がったまま、口付ける

どうかこの時が止まればいい
永遠に、ずっと

君を愛するから

end

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あきゅろす。
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