青春の定義
新しいメンツで朝食を
次の日の朝
「おはよ……う!?」
「あ、先輩。おはようございます!」
「優斗君、おはよう」
朝一番
目の前には、ふりふりエプロンの雅くんと、髪を束ねたヒカルさんがいた
しかも手には手作りらしいお料理
これは、なんというか……
「すごい光景ですね……」
可愛い後輩と、かっこいい近所のお兄さん
二人並ぶとすごく絵になる
しかもエプロンが似合うこと似合うこと
……おれ、ここにいていいのかな
「昨日雅君が来たばかりだから、朝食は手作りにしてみようかなって思ったんだけど」
そういってチラリとヒカルさんは雅くんをみた
きっと、僕が作ります!って言ったんだろうなぁ
「僕、先輩たちにお料理を食べてほしくて!和食すごく得意なんですよ」
「うん、すっごく美味しそうだよ!」
「俺が作ったのはデザートだけなんだけど、残さず食べるようにね?」
「「はーい」」
「ヒカルさんのデザートって、これフルーツポンチですか?」
「うん。実家から差し入れが届いてね。切るところからシロップまで全部作ってみたんだ。……でも、和食には合わなかったね」
たしかに、テーブルの上は少しごちゃっとしてるけど
「そんなことありませんよ!おれ、フルーツポンチ大好きです!」
「それに、フルーツって体にいいですもんね。僕も大好きです!」
「君たち、本当にいい子だよね……」
ヒカルさんが少し照れたように苦笑したところで
「「「いただきます」」」
おれたちは3人で手を合わせたのだった
「あ、そうだ先輩!フルーツポンチって逆から言ってみてくれません?」
「え?チン「優斗君、ストップ!!!」
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