星屑の在り方
(銀魂/銀時)男らしく
微妙に『女らしく』にリンクしてます
「…………うぐぅぅ、今回はやけに重いなチクショー……」
「オーイ……大丈夫か、ザビ子?」
「これが大丈夫そうに見えるのか、そうかそうか。銀さん、アンタの目は節穴だな、死ね天パー」
「なんで心配してやったのに罵られてんだ俺」
「ゥ……あつゥ…………っ……痛、い゙……ッ!!」
「それにしても────────アレな……」
「……ひ、ぎッ……ンんぅ………………っ、はァ……」
「…………なんだかとても淫猥な気分になるな」
「ふざけんなよブッ飛ばすぞ腐れ天パ星になりてぇのか夜空に燦々と煌めく一等星になりてぇかあぁん?」
「ああ、やっぱお前はいかなる場合もお前なんだな。心配してやったのにこの罵倒」
「ちょ…………駄目だ、私本格的に横になる」
「おい、本格的に大丈夫か?」
「あ〜…………銀さん、頼みがあるんだが」
「なんだ、言ってみろ」
「……その、えと……し、寝室に連れて行って欲しいんだが……」
「…………っお、おう」
「……立てない、歩けない、腰痛い。まさかの薬効かないとか死に体……」
「三拍子揃ったな。ほれ、俺の首に手ぇ回せ。横抱きすっから」
「…………むう」
「……よし。どっこい、よいせっーと」
「────うぅ、忝ない……」
「良いって事よ、困った時はお互い様ってなぁ。おら、布団に降ろすぞ」
「わりぃ…………ッいったぁ……」
「あ、悪ィ。平気か?」
「すまん、大事ない…………さんきゅ」
「……なんか、欲しいもんあるか?」
「ない……」
「そうかい」
「……かわりに願みがあるんだが」
「ん?」
「……その……………………ここに、居て欲しい……」
「────────……!! ……へぇへぇ、分かりやしたよ、我が儘姫さん」
「ニヤニヤすんな、気持ち悪ィ。やっぱ死ねよ腐れ天パ」
女の子のキモチ。
「今日はだいぶ甘えただなザビ子」
「……言葉に気を付けろよ銀さん。今の私は手負いの獣だぜ?」
「すいまっせん」
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