星屑の在り方
(CODE GEASS/ルル)帝国思想の残滓
「ルルーシュ、私は思うんだ」
「ほう、なにをだ」
「────────ルルは、国のトップに立つに相応しい人間、だよ」
「……ふむ。けれど顕著な俺は丁重に辞退するけどな」
「嘘吐け、きっとルルの事だからノリノリだろ。ブリタニアを潰すと息巻いてる癖にさ」
「…………全く、ザビ子には隠し事が出来ないな。
何故────お前がそれを知っている?」
「ゼロの姿を見た時から気付いた、あれはルルだって。だって声とかまんまだし」
「……その時点で気付くとは……お前には恐れ入るよ、ザビ子」
「だって、ルルはブリタニアを怨んでるでしょ。それに────いつかやると思ったんだ〜」
「そうか、お前の目には俺はそんな危険人物として写ってたのか、ザビ子。俺は少し悲しいよ」
「あ、別にそういう意味でなくて。ルルは何時だって冷めてたでしょ、チェスをしていてもなにをしていても心此処に在らずって感じだったし」
「────鋭い観察眼をお持ちの様だ。我が黒の騎士団に欲しいくらいだ」
「あらん、入団させてくれるの、ブリタニア人である私を?」
「四分の一だけだろ、残りはニッポン人だ」
「あはは、ルルって人の揚げ足取るの大好きでしょー」
「ザビ子には負けるよ」
「……言うねぇ、ルルーシュ君」
帝王ガ告ゲル!
ルルーシュ、貴方は最高に素晴らしい独裁者だったよ。
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