星屑の在り方




(銀魂/銀時)飲み込めないから消化不良




「────────う〜〜……んっ、よっし、今日も良い天気じゃけーのォ!!」

「なーにを年寄り臭ェこと言ってんだよザビ子。それと変テコな方言を使うな」

「はよーう、銀さん。方言使う女の子って可愛いよねぇー」

「まぁな……東北弁も良いけど九州弁も良いよな、グッとくる────────って話反らすな、お前も女だろ」

「はっはっはー、そないな粗末事気にしなさんな旦那」

「どこの人間だよお前。つーか、あにしてんだよこんな朝早くから」

「あ。そういや銀さんがこんな早くに起きてる、びっくり!?」

「煩ェよ、朝から叫ぶなザビ子!! 頭に響くだろうが!」

「あ、二日酔いか。なんだ、吃驚びっくりした。
だからあそこでやめときゃ良かったモノを全く……って大丈夫か、銀さん?」

「………っうぅ…頭痛ェ」

「全く、バカだな銀さん。このわたしに酒飲みで張り合うからだっつーの☆
人の子が、このわたしに勝てるとでも思ったか? 片腹痛いわ、愚か者めが!!」

「お前も人の子だろーが!! って叫ぶな叫ばすな!! 頭に響くだろうがって俺のこの声も響くぅぅうう!!」

「プクク……あ〜あ面白い。やっぱ銀さんて見てて飽きねよーな。かんらかんら」

「チキショぉ……治ったら覚えてろよ……」

「へーへー。ホラ、掃除すっから邪魔だ邪魔だ、退け退け」

「…………ザビ子ちゃんたら冷たーい」

「いつもの事だろ気にすんな。あ、ついでにそっちの窓開けて」

「へぇへぇ、…………っと、……うおっ寒」

「────────ッ!!?? ギャアァァアァアアァァアさみぃぁぃいいいぃぃいいっ!!!! 五月の下旬なのにこの寒さ!? 日本だけ寒冷期突入!? 気温何度ォォォ!!!!」

「叫ぶな…………お、この前ザビ子が拾ってきた植木鉢に花咲いてら。ほれ見ろよアレ」

「んー? どれどれ……おぉ、見事に咲き乱れてる。こんな狭い植木鉢の中で押し退け合い鬩ぎ合いを繰り広げてるね」

「どんな誉め言葉だそれは。ってかなんの花だ、これ?」

「んー、多分これは松葉菊かな、良く松葉牡丹と間違える人がいるんだけど」

「……常々思ってたけど、ザビ子、お前って草花関連詳しいんだな」

「ほぁ? そうかぁ? 図鑑とか一回見れば誰でも全部覚えられると思うが?」

「うーわー、なにこの天才発言。銀さんムカってきたよ」

「まぁまぁ、そんな銀さんにこれをやるよ。ほいっ」

「は? この花、お前のだろ? 丹精込めて世話したのザビ子だし」

「いやぁ〜、マツバギクは銀さんに相応しいからなァ、かんらかんら」

「なんでまた、俺に相応しいと言うかねザビ子。男に花を贈るのって、普通逆じゃね?」

「ん、それの花言葉が銀さんにぴったりだからさ〜、あげる、受け取れ?」

































怠惰な君

苦労して調べた結果、こんな花言葉ってザビ子さん、あんまりじゃね?
















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あきゅろす。
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