星屑の煌めき
(ミスフル/華武)ある晴れた部活日和の晴天霹靂の日
「♪部活〜部っ活〜、今日の差し入れレモンの蜂蜜漬け〜、珍しく会心の出来〜」
「あややややや、ザビ子さんだー!! おっ早〜う☆(^∀^)ノ」
「あ、録! おはよ、今日も携帯片手に元気そうね!」
「ザビ子さんもね。梅雨入りしてジメった空気だってのに元気有り余ってる気(^ω^)」
「あはは、私の取り柄はそこしかないからね。みんなを元気にさせようと元気を振り撒いてる訳ですよ」
「へぇ、ザビ子さんにしてはちゃんとした理由〜(・ω・)
てっきりこの前の中間テストでヤバ気だったからテンション振り切れたんかと思ったー(*>艸<)」
「あはははは、録ってばさり気に人の心を抉る事をサラッと笑顔で言うよね〜。何気に傷付いたわ☆」
「悪気はなさ気ー。だってザビ子さんては一年中明るいから、陰鬱な表情とか見たコトないし〜(・ω・)」
「コラ録、人を能天気馬鹿みたいに言うんじゃありまーせんっ!
罰として録の今日の筋トレメニューは腹筋背筋屈伸を百回5セットにしてグランドを20周プラスしま〜す」
「うっわそれ職権乱用じゃねぇ!?Σ(゜Д゜;)
今の乱用っぷり、菖蒲監督にチクっちゃうぞ〜(`ε´)」
「はっは〜んだ。甘いわね朱牡丹くん? 監督とは以前から一軍メンバーの筋トレメニューをもっと強化しませんかって話していたのよ〜ん。
文句なら監督に言いなさい、あと屑桐くんにも」
「うっげぇ〜、ちゃっかり上と結託してるザビ子さんてば腹黒〜(´・ω・`)
あれ☆ ザビ子さんてばなに持ってる気〜?(∩`・ω・)」
「ん? ああ、これね。スポーツ選手なら誰でも一度はお世話になる、その名も高きレモンの蜂蜜漬け!
味はさっきミヤミヤに食べさせたから……多分、まあ、死なないと思うから大丈夫だろう」
「人死にに関わるレベルなの!?Σ(゜Д゜;)」
「大丈夫。ミヤミヤ生きてるし。今だってほら、元気にグランド走り回ってるじゃない、あそこ」
「顔面蒼白で泣きながら全力疾走してる姿を見る限り大丈夫って言えなさ気!!??
ミヤ死ぬんじゃないかな〜。ザビ子さんの料理は国防が動き出すレベルだしなー(´・ω・`)」
「まっ。失礼しちゃうわ朱牡丹くんっ、あれはミヤミヤのやる気スイッチを刺激したと考えてみなさい。
一気に華武の不敗記録が伸びそうじゃない、良かった良かった」
「ミヤのやる気スイッチどころか、むしろミヤを殺る気スイッチだと思うんですけど(´^ω^`)」
「────あッ。刃六くん良いとこに。
差し入れのレモンの蜂蜜漬けでーす、食べたいよね食べるよね食べるんだよねっていうか食えよ」
「……なんだ。ザビ子、お前か。俺に話しかけるならその態度を少しは正せといっただろう」
「蜂蜜漬け 食べる よね」
「っ────────…………」
「帥仙センパイ負けないで、言ってる事は100パー帥仙さんの方が正しい気、自分を強く持って!?Σ(^∀^;)」
「というか食え、口開けろやオラーーーー!!!!」
「ザビ子さんそれやってることその辺のチンピラと同じだから!Σ(^Д^;)
頭の悪いチンピラに絡まれてる人にしか見えない絵面だからちょっと落ち着く気ぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!!!」
レモンですら凶器です。
「この蜂蜜漬け、私的に自信作なんだけど刃六くん、味はどうですかね?」
「ふ〜ん……それで?」
「あれ? 帥仙さんてば無事……」
「ぐぶぅぅぅおおお!!??」
「そんな事なかったァァァアアァ!!!!Σ(・Д・´;)
ちょ、帥仙さん直立不動のまま1リットル以上の血を口から吹き出したよーー!!」
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